Author Archives: HiroAOKI
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~電話が苦手で緊張してしまいます
電話での会話が苦手です。緊張のためか声がこわばってしまい、それが相手にはどこか冷たい印象をあたえてしまようです。こちらのよりあたたかい気持ちを伝える方法はないでしょうか。
ETCマンツーマン英会話のブレンダン先生が紹介してくださった図書『How to Talk to Anyone: 92 Little Tricks for Big Success in Relationships』を参考にしてみましょう。
Name Showerという方法が紹介されています。電話ではアイコンタクができないかわりに、実際に会っているときよりも相手の名前を呼ぶ回数を大幅に増やすという方法です。こんな言い方です
”Thank you, Robert.”
ありがとう、ロバート
”Let’s do it, Patricia.”
それ、やりましょう、パトリシア
”Hey, Charles, why not?”
チャールズ、もちろんです
”It’s really been good talking to you, Ema.”
お話しできて嬉しかったです、エマ
実際に会っているときに相手の名前を何度もよぶとわざとらしくなりますが、電話の場合は一転して大きな効果があります。人ごみのなかで、自分の名前を呼ばれたとしたら、あなたは耳をそば立てるでしょう。電話の相手は受話器から自分の名前が聞こえてくると注意を傾け、電話では感じにくかった親近感がよみがえります。
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ETCマンツーマン英会話 ブレンダン先生(下落合)
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~電話で上手く英語でのコミュニケーションができません。
電話を通して英語を話すのが苦手です。しっかりと聞き取らなければと思い、じっと聞いているのですが、”Are you there?”等といわれて、相手を不安にさせてしまうこともあります。
ETCマンツーマン英会話のブレンダン先生が紹介してくださった図書『How to Talk to Anyone: 92 Little Tricks for Big Success in Relationships』を参考にしてみましょう。
相手にあなたの姿が見えない場合、相手の意見に同意していることや話しを聞いていることを、言葉で伝える必要があります。”Talking Gestures”(しぐさを言葉にする)テクニックです。
普段の会話では、日本語ほど頻繁に英語では相槌を入れることはありませんが、電話での会話では随所に入れたほうが、コミュニケーションが上手く行きそうです。
例えば、こんな相槌です。
”Uh huh” (ええ)
”I hear you” (聞こえていますよ)
うなづいていることが相手に判るように
”I see” (なるほど)
”Oh that’s great” (おお、それはすごい)
”No kidding” (冗談でしょう)
”Interesting” (興味深いな)
”Tell me more!” (もっと聞かせて!)
驚いたしぐさをする代わりに
”What a surprise!” (驚いた!)
”You don’t say!” (まさか!)
相手が何か稼動的なことを言ったら、あなたの顔の称賛の色が浮かんでいることを伝えるために
”That was wise of you” (君はかしこいね)
”You’re no dummy!” (さすが!)
”Oh, wow, that’s funny!” (おお、それはおかしい!)
電話の相手に自分の感情が必ず伝わるようにしましょう。
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ETCマンツーマン英会話 ブレンダン先生(下落合)
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~英語で相槌をうつ方法を教えてください
相手の話しをちゃんと聞いていることを示したくて相槌をうつのですが、
uh huh, yeah
ぐらいしか知りません。英語の相槌のバリエーションを教えてください。
相槌は、単に「なるほど」、「そうですか」というような短い言葉を発するのではなく、自分の理解度を表現することが大切です。
ETCマンツーマン英会話のブレンダン先生が紹介してくださった図書『How to Talk to Anyone: 92 Little Tricks for Big Success in Relationships』に、良い相槌の打ち方が紹介されています。”uh huh”等の短い言葉ではなく、次のようにきちんとした文章の形で相槌をうつと、こちらの理解度がより相手に伝わります。
I can appreciate you decided to do that.
そう決心したのは偉いわ
That really is exciting.
ほんとにわくわくするね
Yes, that was the honorable thing to do.
それは立派なことですね
It’s charming you felt that way.
そんな気持ちになったなんて素敵
That’s a lovely thing to say.
素敵なことを言いますね。
この様な相槌は、相手がさらに話し続けることができるように勇気を与えます。
また、話し手の特徴を大きく三つに分けて相槌の例も紹介しています。「視覚的にものごとを捉える人」、「聴覚で捉える人」、そして「運動感覚、直感で捉える人」。相手の表現の中からそれを察知して、相槌をうつ方法です。
◎視覚的表現を用いる相手には
With this plan, we can see our way clear in six months.
この計画を採用することで、6ヶ月で私たちの方向性がより明確に見えるようになります。
↓
I see what you mean.
あなたが意味することが私には見えます
You really have a clear picture of that situation.
その状況に関してとても本当に明確なイメージをお持ちですね。
◎聴覚的な表現を用いる相手には
This plan has a good ring to it.
この計画はいい響きを持っているね。
↓
It does sound great.
ほんとうにいい響きだね。
I hear you.
あなたが意味するその響きが私には聞こえます。
◎直感的な表現を用いる相手には
I have a gut feeling this plan will work.
この計画は上手く行くような気配がする
↓
I can understand how you feel.
あなたがどのように感じているか私は理解できます。
You have a good grasp of that problem.
その問題をあなたは非常によく把握していますね。
このような相槌は、話し手と同じようにあなたが感じていることが伝わります。
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ETCマンツーマン英会話 ブレンダン先生(下落合)
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~Thank you では物足りない感謝の気持ち伝える英語
相手に感謝の気持ちを伝えたいのですが、
Thank you. や Thank you so much.
では、物足りない時があります。また相手にも自分の気持ちが上手く伝わっていないのではと感じることがあります。なにか良い表現はないでしょうか。
ETCマンツーマン英会話のブレンダン先生が紹介してくださった図書『How to Talk to Anyone: 92 Little Tricks for Big Success in Relationships』に、”Never the Naked Thank you” 「ありがとうにプラスアルファ」のテクニックが紹介されています。”Thank you”というフレーズを単体で使用せずに、具体的な理由も添えます。
Thank you for coming.
来てくれてありがとう。
Thank you for being so understanding.
とてもよく分かってくれてありがとう。
Thank you for waiting.
待っていてくれてありがとう。
Thank you for being such a good customer.
いいお客さんでいてくれてありがとう。
Thank you for being so loving.
とても優しくしてくれてありがとう。
Thank you for asking.
質問してくれてありがとう。
単純ですがとても効果的です。
(※)参考図書
『How to Talk to Anyone: 92 Little Tricks for Big Success in Relationships』
(Leil Lowndes 著)
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ETCマンツーマン英会話 ブレンダン先生(下落合)
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~言葉につまって頭の中が真っ白になった時は
会話中に次に何と言ったらよいのか言葉が思い浮かばず、頭の中が真っ白になり、気まずい沈黙が続いてしまうことがあります。会話が途切れない様にするためのコツのようなものはありませんか。
あなたが話す番なのに言葉が出てこない。それは、相手の話しのポイントを聞き逃してしまったり、話の内容が漠然としていてどう聞き返したらよいのか言葉が見つからない時などに起こるのではないでしょうか?
ETCマンツーマン英会話のブレンダン先生が紹介してくださった図書『How to Talk to Anyone: 92 Little Tricks for Big Success in Relationships』(Leil Lowndes著)に、こんなコミュニケーション・テクニックが紹介されていました。『Parroting』(オウム返し)のテクニックと言って、相手の最後の言葉、2つ3つを親身に問いかけるように繰り返します。
たとえば、疲れていてあまり相手の話に集中できないと感じた時、同著者はこのテクニックを使ってみたそうです。友人が前の晩に劇場へ行った時の話しを始めました。
“Theater?”
”Yes, it was a great show”
“Great show?”
”Yes, it’s a new show by Stephen Sondheim called Sweeney Todd”
“Sweeney Todd?”
”Yeah, great music and and unbelievably bizarre story….”
“Bizarre story?”
「劇場?」
「うん、素晴らしい舞台だった」
「素晴らしい舞台?」
「うん、スティーブン・ソンドハイムの『スウィーニー・トッド』という新作ミュージカルなんだ」
「『スウィーニー・トッド』?」
「そう、音楽が素晴らしくて、ものすごく斬新なストーリーで、、、」
「斬新なストーリー?」
著者はオウム返しをしているだけですが、相手は自分の話に興味を示してくれたと感じ、この後とても楽しそうに会話を続けたとの事です。
また、『オーム返し』には本人もまだ気付いていない本当の感情を引き出す働きもするようです。中古車販売員と顧客の会話が紹介されていました。
顧客は、当初実用本位の車に興味があるとのことで、店員はそのような車を紹介していましたが、どうも違うようです。
”Well, I’m not sure this car is right for me.”
“Right for you?”
”Well, er, yeah, I’m not sure it fits my personality.”
“Fits your personality?”
”You know, maybe I need something a little more sporty.”
“A little more sporty?”
「そうだなあ、この車が自分にぴったりなのかどうか」
「自分にぴったり、ですか?」
「ええ、まあ。私の性格に合うのかどうか」
「性格に合う?」
「なんというか、たぶんもう少しスポーティーなほうがいいかも」
「もう少しスポーティー、ですか?」
この顧客にどの車を紹介すべきか、オーム返しで見事に探り当てることができました。問いかけるようなオウム返しの口調は、話しの続きを促しているような印象を相手に与えます。
(※)参考図書
『How to Talk to Anyone: 92 Little Tricks for Big Success in Relationships』
(Leil Lowndes 著)
(※)関連リンク
ETCマンツーマン英会話 ブレンダン先生(下落合)
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~”Where are you from?”と聞かれた時の答え方
初対面の方と話しをしていて必ず聞かれるのが、
”Where are you from?”
という質問です。出身地を答えるのですが、その後の会話が続かないことがあります。どうしてでしょう。
質問をする時は“one-word answer”で済んでしまうような聞き方は避ける必要があります。答える時も同じです。会話を弾ませたいのであれば、one-word answerは避けましょう。つまり、
”Sapporo”
と地名だけで答えたり、
”I am from Sapporo, Japan”
と言う短い答えでは、会話を盛り上げることが出来ません。相手が札幌や日本について何かコメントができるような情報を持っていれば別ですが、いつもそうとは限りません。
ETCマンツーマン英会話のブレンダン先生が紹介してくださった図書『How to Talk to Anyone: 92 Little Tricks for Big Success in Relationships』には、次のようなコミュニケーション・テクニックが紹介されていました。
”Learn some engaging facts about your hometown that conversational partners can comment on. Then, when they say something clever in response to your bait, they think you’re a great conversationalist.“
「話し相手があなたの出身地にコメントできるように、魅力的な事柄をいくつか調べておきましょう。そして、あなたが提供したその話題に対して何か気の利いたことを相手が言えた時、あなたはとても会話が上手な人だ思われます。」(『How to talk to anyone 92 little tricks』より)
ETCマンツーマン会話の人気の先生インタビューでも、先生の出身地を聞いています。先生はどのように答えているでしょう。実例を見てみましょう。
◎ブレンダン先生
”I wan born in Sydney Australia, in a beach suburb called Maroubra. It’s very famous beach in Sydney.“
「オーストラリアのシドニーの郊外、マルーブラ(Maroubra)で生まれました。シドニーにある有名な海岸です。」
◎ロバート先生
“I was born in New Jersey, United States and grew up in Washington D.C., which has a beautiful cherry tree gift from Japan around the White House”
「アメリカ、ニュージャージー州で生まれ、ホワイトハウス周辺では日本から贈られた美しいサクラが咲くワシントンDCで育ちました。」
◎アリソン先生
“I was born in Southampton in United Kingdom. Southampton is a port town on south coast of England. And it’s famous because of Titanic sailed from Southampton.”
「私はイギリスのサウサンプトンで生れました。サウサンプトンはイギリスの南海岸にある港街です。あのタイタニック号が出航した港として有名です。」
どの先生も出身地名を答えるだけで終わらずに、「有名な海岸」、「日本から贈られたサクラ」、「タイタニック号」等、次の話題へと発展して行きそうなその土地に関連したキーワードを提供してくれています。
(※)参考図書
『How to Talk to Anyone: 92 Little Tricks for Big Success in Relationships』
(Leil Lowndes 著)
(※)関連リンク
ETCマンツーマン英会話 ブレンダン先生(下落合)
Larry King に学ぶ質問力強化法(2) – Wh questions

YesかNoか。One word で応えられる質問ばかりを続けていると、直に会話は途切れてしまいます。ETCマンツーマン英会話のブレンダン先生のお勧めの書籍『How to talk to anyone,anytime, anywhere』(Larry King 著)では、”AVOID YES/NO QUESTION”。(「「イエス」か「ノー」で答えられる質問は避けよう」)と言っています。
Larry King の Wh questions (Information questions)を参考にすることは、良い質問を学ぶひとつの方法になりそうです。実際に、下記のインタビューで、Larry Kingは約150の質問をしていますが、Johnny Deppが簡単にyes、noの一言で応えたのは20回余り。Larry Kingの質問が、Johnny Deppの言葉を効果的に引き出している、と言っていいのかもしれません。
Johnny Deppは、「ウエスト・メンフィス3事件」の容疑者の冤罪を訴え、釈放のための活動をしていました。単なる人気映画俳優という肩書きでだけでは語りきれない、一人の人間としてのJohnny Deppの奥深い部分に、Larry KingのWh questionsが問いかけて行きます。
”What do you make of finally the release of the Memphis Three? “
(「ウエスト・メンフィス3事件」の容疑者がついに釈放されたことを、どの様に解釈されていますか?)
”Why did you get involved?”
(なぜこの件に係わったのですか?)
”Like what if they did it? You’re going to look bad.”
(「もし彼らが実際に罪を犯していたとしたら?あなたのイメージが悪くなるでしょう。」
というようなことを、周囲の人々から言われませんでしたか?)
KING:
What do you make of finally the release of the Memphis Three? You got involved in that battle. We did a whole show on it.
DEPP:
Yes.
KING:
We had them on. And they still not — they’re guilty. They’re out. But it’s crazy.
DEPP:
It’s a very strange thing the state of Arkansas presented to them. Essentially, you know, to say, OK. All you have to do is say that we have the evidence to convict you again, and — but we’ll do time served and you’re out. Admitting guilt, maintaining your innocence. So it’s a very — you know, it’s a really floppy piece of ground to stand on.
KING:
Why did you get involved?
DEPP:
Because I — I knew immediately, you know, when I — when I first started to get, you know, kind of familiarize myself with the case, I knew instantly that they were innocent. I knew instantly that they were wrongfully accused. And the more research I did and the more people I spoke to, it was absolutely apparent.
KING:
Did you have anybody say to you, you know, Johnny, you go out on a limb on a thing like this.
DEPP:
Oh, yes, yes. A lot of people.
KING:
Like what if they did it? You’re going to look bad.
DEPP:
There was that kind of thing. Yes. But I just knew. I just knew, you know. I — it was just — it was ugly and — and a raw deal from the get-go. Back in ’93. And you’re thinking of these three kids, you know, one, Damien Echols on death row for 18 years. Ten years in isolation. You know, for a crime that he did not commit.
KING:
You think Obama should pardon them?
DEPP:
I mean, it would be wonderful. I don’t — I think he’s probably got a few other things on his mind at the moment. But, yes, yes. What I’m hoping is that the investigation will continue outside the courthouse right now and we will be able to prove the real killers.
(※)関連ブログ
ウエスト・メンフィス 3 釈放
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~ハワイ英語について教えてください
ハワイの英語は、アメリカ本土の英語とはどのように違うのですか?
ハワイ人々は、地元の言葉を英語に混ぜて使う傾向があります。例えば“all those flowers are pretty”を、ハワイの人々は“pretty-yah”のように、語尾にヤーという音を加えたりします。
このような英語を話す人を
kama’aina
と呼んでいます。kama’aina(カマアイーナ)は ハワイの地元の人)と言う意味です。
また、私(米国カリフォルニア州出身)が話すような英語を
Haole English
ハウリー英語と読んでいました。白人英語と言います。
イントネーションも若干異なっています。イントネーションの詳細はぜひ私のレッスンで確認してください。
(※)関連リンク
Hawaii Pidgin The Voice of Hawaii
How to talk to anyone. – 注意!idiomの使いすぎ

ETCマンツーマン英会話のブレンダン先生が、「バイブルの様に使っている本」として紹介してくださったのが、『How to talk to anyone 92 little tricks for big success in relationships』
(Leil Lowndes著)。翻訳本も発売されています。『人を引きつけ、人を動かす きらりと輝く人になるコミュニケーション・テクニック70』
興味深いのが、そのタイトルから判るように原作本から翻訳された際に”テクニック”の数が「92」から「70」に減っている事。削除された22のテクニックを調べてみると、英語特有の言い回に関するものだったり、国際間のコミュニケーションの取り方だったり。英語を学んでいる方や海外で仕事をされる方にとっては、有益な情報が含まれていそうです。
翻訳本では削除されたテクニックの一つが、『How to talk when you’re in other countries』(海外にいる時の話し方)。海外でのマナーについて説明している章です。なぜ、これが日本語版では削除されたのでしょうか。実は、日本で仕事をする際に必要なマナーについて説明している章なのです。
Leil Lowndesさんが出演されている次の動画でも、日本では名刺がどんな意味をもつのか、日本人の名刺の受け取った後の所作等について説明をしています。
もう一つ、興味深いと思った翻訳本から削除されたテクニックは、『How to avoid sounding like a jerk』(バカっぽい話し方にならない方法)。ありふれた慣用句、いわゆるイディオを使った話し方に警告を発しています。
fit as a fiddle 元気で, ぴんぴんして
happy as a lark 非常に楽しい
high as a kite とてもハイな気分
crazy as a loon 頭がすっかりいかれている
nutty as a fruitcake 気が狂って
blind as bat 全然目が見えない.
ネイティブスピーカーの方にとって、このようなイディオムは使い古された陳腐な表現というイメージがあるようです。これを多用すると、表現力の無いつまらない人と思われてしまうのかもしれません。このような決まり文句は使わずに、話し手自らアイディアを閃かせ、ステキな表現方法を生み出そうとLowndesさんは言っています。
例えば、
happy as a lark
の代わりに、
happy as a lottery winner
(宝くじに当たったくらい喜んで)
とか、
happy as a baby with its first ice cream cone
(初めてソフトクリームを食べた赤ん坊のように喜んで)
のように。
イディオムの使用については、ETCマンツーマン英会話のコリン先生も注意が必要だと言っています。こちらも参考にしてみてください。
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~英文ライティングの力をつけたい
ネイティブ・スピーカーの方が読んでも違和感を感じない適切な表現で、良い英文レターが書けるようになりたいのですが、勉強方法についてアドバイスをいただけますか。
良い本を沢山読むことで、良い書き方を自然に理解できるようになるでしょう。良い文章が書けるようになるには、良い読者になることが最も良い方法なのです。
たとえば、昔から良書として知られている、スタインベック、ヘミングウェイやディケンズの作品などをお奨めします。良い文学作品を読むことで、良い作家の書き方のセンスが理解できるようになります。そして、どのような書き方が効果的で、どのような書き方が効果的でないかがわかるようになってくるでしょう。
100年前と言うと、日本では書き言葉が文語体から口語体に変化して行った時代だそうですね。その時代の日本文学で使われている日本語は、今の日本人には古いものなのかもしれません。しかし、英語はそのようなことはりません。シェークスピアまで遡れば別ですが、上記のような作家の文章は今でも名文として使える表現ばかりです。
例えば、以前、レッスンで『Mice And Men』を使用したこともあります。スタインベックの文章は、とてもシンプルでストレート。ストーリーもわかり易く、英語学習者にはお勧めだと思います。
歴史的インタビュー”The Nixon Interviews”に学ぶディビット・フロストの質問力

ETCマンツーマン英会話のブレンダン先生のアドバイス。「話し上手になるには、まず聴き上手になること。」 では、優秀なインタビューアーとして参考にできる人は?
ブレンダン先生が名前を上げた一人が、ディビット・フロスト(David Frost)でした。フロストは、コメディアン出身のイギリス人タレント。その彼が1977年ウォーターゲート事件により辞任に追い込まれたニクソン元大統領のインタビューを行うことになります。ニクソンは辞任後、副大統領のフォード大統領により恩赦を得て一切の捜査や裁判を免れていました。
インタビューは1日に2時間、12日間に亘って行われ、合計28時45分の収録がされました。もっとも注目をされていたことは、このインタビューでニクソン元大統領は罪を認めるか、そして、政治にたいして失望をさせたアメリカ国民に、謝罪の言葉を引き出せるかどうかでした。
フロストの次の質問が、ニクソン元大統領の分厚い壁を切り崩して行きます。
Frost: Would you go further than “mistakes”?
The word that seems not enough for people to understand.
Nixon: Well, what word would you express?
(動画はここから)
Frost: Since you’ve asked me, I think there are three things
that people would like to hear you say.
One, that there was probably more than mistakes.
There was wrongdoing.
And, yes, it might have been a crime, too.
Secondly, that “I did abuse the power I had as President.”
And thirdly, “I put the American people through two years of needless agony,
”and I apologize for that.”
And I know how difficult it is, for anyone, especially you.
but I think the people need to hear it.
And I think that unless you say it,
you’re going to be haunted for the rest of your life.
フロスト:”過ち”以上のことをされたのでは?
この言葉は不十分ではありませんか?
ニクソン:では、君は何と表現する?
フロスト:誰もが聞きたがっている3つのことがあります。
1つ たぶん過ち以上のことがあった
悪事あった
犯罪かもしれない
2つ ”私は大統領として権力を乱用した”
3つ ”私は国民を2年間無意味に苦しみ続けた”
”謝罪する”
難しいことです
誰でも 特にあたなには
だが皆はそれが聞きたい
謝罪しないかぎり あなたは
一生悔恨に付きまとわれるでしょう
(*)関連リンク
▽Sir David Frost – a profile
(*)関連ブログ
“He wants the wilderness”
Larry King に学ぶ質問力強化法(3) – What if questions

良い会話を生み出す質問とは、どのようなものなのでしょうか?
ETCマンツーマン英会話のブレンダン先生がこんな書籍を紹介してくれました。
『How to Talk to Anyone, Anytime, Anywhere: The Secrets of Good Communication』
(翻訳本:『CNNラリー・キングの話し上手のコツ』)。
同書によれば、交流会などで話題に詰まってしまった時、What if questionsが効果的とのことです。
What if…?は、 What will [would] happen if…?( …したらどうなるだろう )を短縮した形。仮定法の一種です。
その時期、ニュースになっていて皆が関心を持っているテーマで、 What If questionsを作っておくことを薦めています。その場にあったWhat if questionsを提供できれば、皆の話しが尽きることはないでしょう、とのこと。
米国日産も、100%電気自動車LeafのCMにwhat if questionsを使って、皆に訴えかけています。
What if everything ran on gas? Then again, what if everything didn’t?
(もし、全てのものがガソリンで動いていたら、そして、もしそうでなかったとしたらどうでしょうか?)
映画『The Family Man』(邦題:『天使がくれた時間』)も What if questions がテーマです。
What if you made different choices?
(もし別の選択をしたら、どうなるでしょうか?)
What if you said yes instead of no?
(もしnoではなくyesと言ったら、どうなるでしょうか?)
What if you got a second chance?
(もしもう一度チャンスがあったら、君はどうするだろうか?)
ARVE Error: Invalid URL https://youtu.be/3pBb8jPGUT4
in url
人々の想像力をかき立て、本当に大切なものは何であるかを気づかせてくれる、What if questions の持つ質問力の効果を、こんな映像でも確認できるのではないでしょうか。
(※)関連図書
『How to Talk to Anyone, Anytime, Anywhere: The Secrets of Good Communication』
(Larry King 著)
『CNNラリー・キングの話し上手のコツ』
(ラリー・キング 著)
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~What do you do? とは質問しない
外国人の方にお話しを聞いて時に、相手の言葉を上手く引き出すことができずに、会話が途切れてしまい、気まずい沈黙を作ってしまうことがよくあります。質問をする際にどのようなことに注意したらよいでしょうか?
たとえば、Yes、No、など一言で応えられてしまうような質問はできるだけ避けるようにするということがあります。また、What do you do?(お仕事は?) という質問も、例えば、”I’m a teacher.”というように職種名だけを言うだけですんでしまい、その後会話が繋がらない可能性のある、あまり良い質問ではないのかもしれません。
Leil Lowndesさんの『How to Talk to Anyone: 92 Little Tricks for Big Success in Relationships』の中にも、“How to Find Out What They Do (Without Even Asking!”[相手の職業を見抜いてしまう方法(質問することさえ無なしに)]という章があります。
Lowndesさんは、交流会やパーティなどで相手に”What do you do?”という質問をできるだけ使わないようにと言っています。その理由は、
・人の価値は、その方の現在の職業や勤め先では判断できないから
・優秀な方でも現在は一時的に、子育てに専念されている女性や、休職中の方などは、その質問には答えたがらない可能性もあり、よって会話も盛り上がらないであろうから、等など
その代わりに、次のような質問の仕方を薦めています
How do you spend most of you time?
(今、一番何に時間を使って日々過ごしていますか)
そして、もし相手が
I just spent my time working.
(ずっと仕事をしています)
と応えたらなら、その方の仕事についてより詳しく質問をすればよいわけです。
もし、趣味やレジャーと応えたら、それが相手が話したい話題、キーワードなのです。ですから、次はそのことについて質問をしてあげればよい。きっと、途切れることなく相手は喜んで話しをしてくれるでしょう。
【解説 ETCマンツーマン英会話 ブレンダン先生(下落合)】
(※)関連リンク
英会話上達の秘訣~質問力
(※)関連ブログ
マインドマップ的読書感想文
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~what ifの使い方を教えてください。 ETCマンツーマン英会話
what if~を使った質問の仕方を教えてください。
What if…?は、 What will [would] happen if…?( …したらどうなるだろう )を短縮した形。仮定法の一種です。
Larry King氏の『How to Talk to Anyone, Anytime, Anywhere』には、交流会などで、よい話題が見つからず、会話が途切れがちな場合に、その場を活性化する一つの方法として、”What If” questionsは効果的だと言っています。
例として次のような “What If” questionsを紹介しています。
Think we’ll have another Korean War?
(もし北朝鮮が国連の核関連施設の査察を拒否し続けたとしたらどうなるだろう。
第二朝鮮戦争になると思いますか?)
What if you had just built your dream house in California,
and you were told scientists had suddenly discovered an earthquake zone in the area.
Would you move?
(カリフォルニアにあなたが念願だった家を建てた後に、
その地域が地震多発地域であることが発覚したと言われたら、引っ越しますか?)
その時期ニュースになっていて皆が知っているような話題を見つけて、 “What If” questionsをいつも少なくとも一つ用意しておいてはいかがでしょうか。
Google がこんなサイトを開設しています。
▽What if Google does it?
(もしそれをGoogleがやったらどうするんだ?)
単なる検索サイトにとどまらず、次から次へと新しいサービスを開発・提供しているGoogle社。What if Google does it?は、投資家に「もしそれを、Googleがやったらどうするんだ?」と聞かれたときの答えを教えてくれます。また、リロードすると次々にユーモアあふれる回答が表示されます。どれも短文なので英語の、そしてIT業界の勉強にもなりそうです。
また、主目的はNissan Leafの宣伝ですが、下記のような米国日産のサイトもあります。
(もし、全てのものがガソリンで動いていたら、そして、もしそうでなかったとしたらどうでしょうか?)
そして、映画『天使がくれた時間』(The Family Man)をご覧になった方でしたら、この映画のテーマこそがWhat if?という仮定法理解するのにぴったりだということに気づくでしょう。もしも、もっと家庭を大切にする人生を送っていたら、どうなっていただろうか?そんな「もしも」の世界を、天使が主人公に特別に体験させてくれます。映画の予告編にも次の3つのWhat if?が使われています。
(もし違った選択をしていたら、どうなっていただろうか?)
WHAT IF YOU SAID YES INSTEAD OF NO?
(もしNoではなく、Yesと言っていたら、どうなっていただろうか?)
WHAT IF YOU GOT A SECOND CHANCE?
(もしもう一度チャンスがあったら、どうなっていだろうか?)
【解説 ETCマンツーマン英会話 ブレンダン先生(下落合)】
(※)関連リンク
英会話上達の秘訣~質問力
(※)参考図書『How to Talk to Anyone, Anytime, Anywhere』
CNNラリー・キングの話し上手のコツ
『How to Talk to Anyone, Anytime, Anywhere』の翻訳本です。
(※)関連ブログ
▽「CNNラリー・キングの話し上手のコツ」
▽What if(~ならどうだろう)
▽“Corduroy’s Chrismas Surprise”
Larry King に学ぶ質問力強化法(1) – Ask them about themselves.

“You have got to be a good listener before you can be a good talker.”
「話し上手になるためには、その前に聞き上手になる必要がある」
ETCマンツーマン英会話のブレンダン先生のアドバイスです。
そして、先生が紹介してくださった推薦図書は、『How to Talk to Anyone, Anytime, Anywhere: The Secrets of Good Communication』。
著者は元CNNのキャスターのLarry King。例えば、初対面の人等と話をする際、その場の雰囲気を和ませるために、こんなテクニックを紹介しています。
Simple – get them comfortable ground. Ask them about themselves.
(簡単です。話し相手が居心地の良い状態を作り出すこと。その為には、その時に相手が思っていること、感じていることなどについて、尋ねればよいのです。)
「この質問で、相手は何かしら話し始めることになります。また、あなたのことは、魅力的な話し相手だと思ってくれます。人は自分自身のことを話題にされることが、大好きなのです」(同書より)
英国の作家兼元首相Benjamin Disraeli(ベンジャミン・ディズレーリ)のこんな言葉も引用しています。
Talk to people about themselves and they will listen for hours.
(人と話をする時には、その人自身のことを話題にせよ。
そうすれば、相手は何時間でもこちらの話しを聞いてくれる。)
映画俳優Johnny Deppのインタビューでも、Larry Kingはこのテクニックを使っているようです。Larry Kingは、どの様な質問で場を和ませて、インタビューが不得意なJohnny Deppが話しやすい雰囲気を作り出しているでしょうか。
KING: You don’t do many things like this. Do you not like to be interviewed or —
DEPP: No. I’m just not very good at it, you know. Never have been very good at it.
KING: Why not?
DEPP: I don’t know. There’s a — you know, there’s a strange thing, you know. I’m OK when I’m a character. If I’m playing a character, I can do, you know, virtually anything in front of a camera. But if I’m just me, I feel, you know, exposed and sort of, you know, it feels awkward.
KING: We won’t expose you.
DEPP: OK. Good.
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~Wh questionsで会話を盛り上げる質問の仕方を教えてください。
特に初対面の方と話をしていて、直に会話が途切れてしまうことがあります。もっと会話が盛り上がる質問をするにはどうしたらよいのでしょうか。
one word answerの質問、たとえば、氏名や出身地、また”yes”、”no”等、一言で答えられるような質問ばかりでは、会話を盛り上げることが難しくなります。
Larry King氏の『How to Talk to Anyone, Anytime, Anywhere』の中に、”AVOID YES/NO QUESTION”(「「イエス」か「ノー」で答えられる質問は避けよう」)というタイトルで、ちょうど参考になる例がありましたので紹介します。
下記の三つの質問があります。
・”Isn’t this hot weather awful? “
(この天候、暑すぎませんか?)
・”Do you think we’ll have another recession?“
(また不景気になると思いますか?)
・”Think the Redskins will have another bad year?“
(レッドスキンはまた成績不振の一年になると思いますか?)
どれも良い話題です。しかし質問文の形がyes-no questionであるため、相手が答えた時点で会話が終り、次に繋がらない可能性があります。例えば、上の質問を下の通りWh questionsに変えてみることで、会話がもっと盛り上がるような返事を相手から引き出すことができます。
・”All the hot summers we’ve been getting make me think there might be something to this business about global warming.
What do you think?“
(この夏の暑は地球温暖化に関係しているのではと思うようになりました。あなたはどう思いますか?)
・”The way the stock market has fluctuated so wildly this year, you have to wonder whether our economy is as stable as we like to think.
What do you suppose the chances are that we might be headed for another recession? “
(今年は株価市況が乱高下しているため、私たちが期待しているほど経済は安定していないのかもしれません。また不景気になる可能性について、あなたはどのように考えていますか?)
・”I’ve been a Redskins fan ever since I moved to Washington, but I have to admit they have a rebuilding job to do, and the Cowboys are always a threat.
What do you think the ‘Skins chances are this year?“
(ワシントンに越してきて以来、レッドスキンのファンです。彼らのチーム再建の努力は認めますがカーボーイズは常に脅威です。今年のレッドスキンの成績はどうなると思いますか?)
後半の質問は、前半の質問と同じ話題について尋ねています。しかし、前半の質問は、”yes”または”no”の返答しか引き出せない可能性があるのに対して、後半の質問は、相手からより冗長な答えを引き出します。当然、会話は継続、次の話題に繋がるキーワードも見つけやすくなるでしょう。
(※)参考図書
『How to Talk to Anyone, Anytime, Anywhere: The Secrets of Good Communication』
(Larry King 著)
【解説 ETCマンツーマン英会話 ブレンダン先生(下落合)】
(※)関連リンク
英会話上達の秘訣~質問力
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~会話が弾む話題を見つけるコツを教えてください
初対面の方等と話しをする時、会話が弾むような話題を見つけるにはどうしたら良いのでしょうか?
相手の話の中にあるキーワードを、私は常に探しています。キーワードは相手の声を聞くことで見つけることができます。人間は大切だと思っている所、興味がある部分では、僅かですが声の調子が上がります。それがキーワードです。あなたはそのキーワードを頼りに質問をして行けばいいのです。でも、もしそのキーワードを外して質問をしてしまうと、話し相手は興味は失い、会話も終わってしまうでしょう。
実は、話すことは簡単なのです。興味のあることであれば、(日本語で)何時間でも話していられるでしょう。一方、相手の話をじっと聞くことはとても難しいのです。よくプレゼンテーションで、聞き手が眠くなってしまうことがあるのは、それは内容がつまらないからではありません。聞くことに、それだけ脳のエネルギーを消費しているからなのです。
You have got to be a good listener before you can be a good talker.
話し上手になるには、まず聞き上手にならなければなりません。
Larry Kingさんの著書『How to Tlak to Anyone, Anytime, Anywhere』の中にも、このような表現があります。
The first rule of conversation; Listen
【解説 ETCマンツーマン英会話 ブレンダン先生(あざみ野)】
(※)関連リンク
英会話上達の秘訣~質問力
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~英語の質問力をつけるための良いお手本はありますか?
英会話で良いコミュニケーションをするためには、上手に英語を話すこと以上に、良い質問ができることが大切であることに気づきました。英語で良い質問されている方で、お手本にできるような方はいませんか。
ダライラマ法王はとても理知的な方であると多くの方が称賛しています。物理、化学、歴史からフットボールや料理まで、様々な分野に関して沢山の事柄をご存知だからです。
法王がオーストラリアにいらっしゃった時、クリケットについてお話をされているのを聞いて驚いたことがあります。「クリケットのことをどうしてそんなにご存知なのですか」と尋ねられると、「私はクリケットについて多くのことを知っているわけではありません。ただ良い質問をしているだけなのです。」と、おっしゃっていました。
皆さんも、良い質問をすることで、どんなトピックについても会話をすることができるのです。そして、話し相手は、そのような良い質問をする人を、「自分の話をとても興味を持って聞いてくれる素敵な人」と感じ、「もう一度会いたい」と思ってくれるでしょう。これは、仕事においても、他のどの様な関係においてとても良いことだと思います。
良い質問の仕方などを解説した書籍はありませんか?
ビジネス書になりますが、下記の本がお勧めです。
まず、CNNのキャスターとして有名なLarry Kingさんが書かれた本です。
『How to Talk to Anyone, Anytime, Anywhere: The Secrets of Good Communication』
(Larry King 著)
もう一冊は、私自身がバイブルのように使っている本です。
『How to Talk to Anyone: 92 Little Tricks for Big Success in Relationships』
(Leil Lowndes 著)
どちらも簡易な英語で書かれていますので、読みやすいと思います。また、一部削除されている箇所もあるようですが翻訳本もあります。
『CNNラリー・キングの話し上手のコツ』
(ラリー・キング 著)
『人を引きつけ、人を動かす きらりと輝く人になるコミュニケーション・テクニック70』
(レイル・ラウンデス 著)
また、David Frostさんも良いインタビューアーとして有名です。アメリカ元大統領リチャード・ニクソンに行ったインタビューは『Frost/Nixon』と言う映画にもなっています。
【解説 ETCマンツーマン英会話 ブレンダン先生】
(※)関連リンク
英会話上達の秘訣~質問力
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~自分の英語レベルに会話を合わせるテクニック
仕事で英語を話す必要が出てきました。でも、現在の自分の英会話力は、仕事で使えるレベルに達していません。海外のスタッフとの英語でのやり取りにも支障をきたしています。どうしたらよいでしょうか。
「自分の英語レベルに会話を合わせるテクニック」をお教えしましょう。質問をすることで、あなたの英語のレベルに合わせるように会話をコントロールして行くのです。もし相手が言ったことが全て分からなくても、あなたが「聞いたと思った事」を復唱するのです。例えば、こんなふうに。
(あなたが仰っているのは、これ、これ、そして、これですね)
ここで聞き間違いがあったとしても、相手が気分を害したり、怒り出すことはないでしょう。むしろ、あなたが相手の言葉にしっかりと耳を傾け、理解・確認しようとしている丁寧な姿勢が伝わります。また、復唱したことで、あなたに伝わったキーワードが相手に分かりますので、誤りがあれば今度はそのキーワードをベースにして、相手が指摘、訂正をしてくれるでしょう。
私はよくこんなことを言います。
Making your customer happy or not making your customer angry?”
(より大切なことは?
お客様(相手)を幸せにすること、それとも怒らせないこと?)
多くの方が「お客様(相手)を幸せにすること」と答えますが、より大切なのは「お客様(相手)を怒らせないこと」なのではないでしょうか。復唱は相手を怒らせないためのテクニック。英語の能力がビジネスレベルに到達していなくても、「聞いたと思った事」を復唱する能力は多くの方が既に持っています。
また、復唱するためにより注意深く聞く癖がつきますので、リスニング能力の向上にも繋がります。「自分の英語のレベルに会話を合わせるテクニック」、試してみてください。
【解説 ETCマンツーマン英会話 ブレンダン先生(下落合)】
I’m gonna の意味は~ETCマンツーマン英会話ナオミ先生のディクテーション講座08

I’m gonna の意味は~ETCマンツーマン英会話ナオミ先生のディクテーション講座08
111228.mp3 (2分24秒)
映画監督David Lynchさんが行ったインタビュープロジェクト。今回はカリフォルニアで出会ったジェスさんのインタビュー動画を題材にしてディクテーション(dictation)を行い、ETCマンツーマン英会話のナオミ先生のチェックをしていただきました。
Jessさんのインタビュービデオはこんな言葉で終わります。
I’m an old man. I am gonna, I got gray hairs in my head. I am 6 foot tall. So what?
私は老人。私は???。頭には白髪がある。身長は6フィート。だからなんだ?
さて、このI am gonnaとはどのような意味なのでしょか。ナオミ先生に説明していただきました。
◆David Lynch Interview Project Jess
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go 死ぬ,逝(ゆ)く;
■出演
・ETCマンツーマン英会話のナオミ先生(荻窪)
■聞き手
・青樹洋文
………
◆使用楽曲 (BGM)
“Toxic Rainfall” of some1else from ccMixter
聞き取れないI~ETCマンツーマン英会話ナオミ先生のディクテーション講座07

聞き取れないI~ETCマンツーマン英会話ナオミ先生のディクテーション講座07
111224.mp3 (3分56秒)
映画監督David Lynchさんが行ったインタビュープロジェクト。今回はカリフォルニアで出会ったジェスさんのインタビュー動画を題材にしてディクテーション(dictation)を行い、ETCマンツーマン英会話のナオミ先生のチェックをしていただきました。
I ain’t proud of nothing except just being alive.
私には、唯今こうして生きていること以外に誇れることは何も無い。
Jessさんのインタビューの中でもっとも印象的な言葉です。僕には最初のIが聞き取れませんでした。ナオミ先生の解説です。
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× Ain’t proud of nothing except just being alive.
↓
〇 I ain’t proud of nothing except just being alive.
■出演
・ETCマンツーマン英会話のナオミ先生(荻窪)
■聞き手
・青樹洋文
………
◆使用楽曲 (BGM)
“Toxic Rainfall” of some1else from ccMixter
省略され結合するth~ETCマンツーマン英会話ナオミ先生のディクテーション講座06

省略され結合するth~ETCマンツーマン英会話ナオミ先生のディクテーション講座06
111220.mp3 (3分56秒)
映画監督David Lynchさんが行ったインタビュープロジェクト。今回はカリフォルニアで出会ったジェスさんのインタビュー動画を題材にしてディクテーション(dictation)を行い、ETCマンツーマン英会話のナオミ先生のチェックをしていただきました。
ネイティブスピーカーの発音は一語一語がはっきりと聞こえないことがあるようです。単語の発音は、文中で実際に使われると前後の単語の影響で変化することもあります。
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× but I can’t do anything at the bottom.
↓
〇 but I can’t do anything about them.
■出演
・ETCマンツーマン英会話のナオミ先生(荻窪)
■聞き手
・青樹洋文
………
◆使用楽曲 (BGM)
“Toxic Rainfall” of some1else from ccMixter
イディオムを知っていれば聞き取れる音~ETCマンツーマン英会話ナオミ先生のディクテーション講座05

イディオムを知っていれば聞き取れる音~ETCマンツーマン英会話ナオミ先生のディクテーション講座05
111216.mp3 (3分56秒)
映画監督David Lynchさんが行ったインタビュープロジェクト。今回はカリフォルニアで出会ったジェスさんのインタビュー動画を題材にしてディクテーション(dictation)を行い、ETCマンツーマン英会話のナオミ先生のチェックをしていただきました。
talk to~(だれそれと話す)のto。in 25(25年間で)のin。 これが聞き取れませんでした。
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×I haven’t talked any of my family in 15 years.
↓
〇I haven’t talked to any of my family in 15 years.
×I haven’t even seen my own kids 25.
↓
〇I haven’t even seen my own kids in 25.
(*)関連リンク
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~”talked to”の”to”が聞き取れません。
■出演
・ETCマンツーマン英会話のナオミ先生(荻窪)
■聞き手
・青樹洋文
………
◆使用楽曲 (BGM)
“Toxic Rainfall” of some1else from ccMixter
ネイティブも文法を間違う~ETCマンツーマン英会話ナオミ先生のディクテーション講座04

ネイティブも文法を間違う~ETCマンツーマン英会話ナオミ先生のディクテーション講座04
111212.mp3 (3分56秒)
映画監督David Lynchさんが行ったインタビュープロジェクト。今回はカリフォルニアで出会ったジェスさんのインタビュー動画を題材にしてディクテーション(dictation)を行い、ETCマンツーマン英会話のナオミ先生のチェックをしていただきました。
ネイティブ・スピーカーがいつも文法的に正しい英語を話すとは限らないようです。そのような前提でディクテーションをすることも必要な時がありそうです。
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take off
立ち去る, 行ってしまう
So she took off with her kids
そして、彼女は子ども達と一緒にいなくなってしまった。
(*)関連リンク
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~ “She took off with other men.”の意味を教えてください。
■出演
・ETCマンツーマン英会話のナオミ先生(荻窪)
■聞き手
・青樹洋文
………
◆使用楽曲 (BGM)
“Toxic Rainfall” of some1else from ccMixter
結合して変化する音~ETCマンツーマン英会話ナオミ先生のディクテーション講座03

結合して変化する音~ETCマンツーマン英会話ナオミ先生のディクテーション講座03
111208.mp3 (3分56秒)
映画監督David Lynchさんが行ったインタビュープロジェクト。今回はカリフォルニアで出会ったジェスさんのインタビュー動画を題材にしてディクテーション(dictation)を行い、ETCマンツーマン英会話のナオミ先生のチェックをしていただきました。
ジェスさんが10代の頃の話をしています。
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× I went to service when I got out teenage years…
↓
〇 I went into service when I got out of teenage years…
(*)関連リンク
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~”went into service”の”in”が聞き取れません。
■出演
・ETCマンツーマン英会話のナオミ先生(荻窪)
■聞き手
・青樹洋文
………
◆使用楽曲 (BGM)
“Toxic Rainfall” of some1else from ccMixter
映画”Real Steal”で楽しみながらマンツーマン英会話 – can’tとcanの聞き分け方

”He can come”. と “He can’t come”.全く違うことを行っているのに、「来るのか来ないのか」その違い聞き取れなかった経験はありませんか?
アメリカン人は”can’t”の次に子音が来る場合等、”t”を発音しないことがあります。そのかわり、日本語の詰まる「ッ」のような音を使って、「キャーァンッ」と言ったり、”t”音を喉の奥で飲み込んで(glottal stop)「キャーァン(無音)」のように言いうことがあります。
つまり、“can”と”can’t”は”t”音の有無だけでは、聞き分けられないのです。
では、何を手がかりにするのでしょうか。次の二つのポイントです。
2. 文中のストレスの位置
まず一般的に、”can’t”の場合は、「キャーァンッ」「キャーァン(無音)」(kænt)のように強く長く発音されます。一方、”can”は「カン」、または「キン」(kIn)のように発音されます。
次にストレスの位置ですが、肯定文の”can”の場合は、その後の動詞の”come”が、否定文の”can’t”の場合は、”can’t”が強調されます。
He can [come].
He [can’t] come.
ちょうど良い例が、映画『Real Steal』の予告編映像の中にありました。字幕が表示されていますが、音声だけを聞いてみてください。父のCharlieと息子のMaxの会話。Charlieは”I can’t”と言っているのですが、音声だけを聞くと can’t ではなく canにも聞こえます。
早速、先ほど手がかりの二番目、ストレスの位置に注意して聞いてみて下さい。こんな違いがあるのが分かると思います。
Charlie: I [can’t]. I [can’t].
Max: [Yes], you can.
(*)
関連リング
▽“can”と”can’t”の聞き分け方~アメリカ英語発音法
言っているつもりの音~ETCマンツーマン英会話ナオミ先生のディクテーション講座02

言っているつもりの音~ETCマンツーマン英会話ナオミ先生のディクテーション講座02
111204.mp3 (2分5秒)
映画監督David Lynchさんが行ったインタビュープロジェクト。今回はカリフォルニアで出会ったジェスさんのインタビュー動画を題材にしてディクテーション(dictation)を行い、ETCマンツーマン英会話のナオミ先生のチェックをしていただきました。
ジェスさん64歳が、こどもの頃の話を始めます。
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× While my childhood goes, my daddy used to say,,,,
↓
〇 As far as my childhood goes, my daddy used to say,,,,
(*)関連リンク
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~”as far as” が “while”に聴こえます。
■出演
・ETCマンツーマン英会話のナオミ先生(荻窪)
■聞き手
・青樹洋文
………
◆使用楽曲 (BGM)
“Toxic Rainfall” of some1else from ccMixter
“Seinfeld”で笑いながらマンツーマン英会話 – 旅行英語 Rent-A-Car

海外旅行で苦労するのは、勉強した旅行英語通りに物事が進まないトラブルが発生した時。例えば、事前に予約したはずのレンタカーが予約されていなかったとしたら。そして、明らかにレンタル会社側のミスなのに、それを認めようとしなかったら。日本では考えられない対応ですが、海外では時々そんな場面に遭遇することがあります。さて、そんな場合にはどう言ったらよいのでしょうか。
ETCマンツーマン英会話のアメリタ先生(福生)お勧めのコメディドラマ”Seinfeld”に、こんなシーンがありました。動画の前半部分です。間違いなく車を予約した自分の権利を、Jerryはどんな風に主張しているでしょうか?
そして、Jerryはその車で事故を起こしてしまいます。保険をかけているはずなのですが、何か問題がありそうです。ここでは明らかにJerry側に非があるのですが、それでも屁理屈をこねて自己主張をしています。注意して聞いてみましょう。
Agent: Can I help you? Name please?
Jerry: Seinfeld. I made a reservation for a mid-size, and she’s a small. I’m
kidding around, of course.
Agent: Okay, let’s see here.
Jerry: Sixty-six years old?
Elaine: Yeah, well, he’s in perfect health. He works out, he’s vibrant. You’d
really like him.
Jerry: Why do people always say that? I hate everyone, why would I like him?
Elaine: What do you think, would you go out with a sixty-six year old woman?
Jerry: Well, I’ll tell you, she would have to be really vibrant. So vibrant,
she’d be spinning.
Agent: I’m sorry, we have no mid-size available at the moment.
Jerry: I don’t understand, I made a reservation, do you have my reservation?
Agent: Yes, we do, unfortunately we ran out of cars.
Jerry: But the reservation keeps the car here. That’s why you have the
reservation.
Agent: I know why we have reservations.
Jerry: I don’t think you do. If you did, I’d have a car. See, you know how to
take the reservation, you just don’t know how to *hold* the reservation and
that’s really the most important part of the reservation, the holding. Anybody
can just take them.
Agent: Let me, uh, speak with my supervisor.
Jerry: Uh, here we go. The supervisor. You know what she’s saying over there?
Elaine: What?
Jerry: Hey Marge, you see those two people over there? They think I’m talking
to you, so you pretend like you’re talking to me, okay now you start talking.
Elaine: Oh, you mean like this? So it looks like I’m saying something but I’m
not really saying anything at all?
Jerry: Now you say something else and they won’t yell at me ‘cause they thought
I was checking with you.
Elaine: Okay, that’s it. I think that’s enough, see you later.
Agent: I’m sorry, my supervisor says there’s nothing we can do.
Jerry: Yeah, it looked as if you were in a real conversation over there.
Agent: But we do have a compact if you would like that.
Jerry: Fine.
Agent: Alright. We have a blue Ford Escort for you Mr. Seinfeld. Would you
like insurance?
Jerry: Yeah, you better give me the insurance, because I am gonna beat the hell
out of this car.
Agent: Please fill this out.
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
Jerry: Hi, I called before, uh, my car got smashed.
Elaine: So listen, what should I do? I mean if I break up with him now it’ll look like I’m abandoning him because of his condition, I’ll be ostracized from the community.
Jerry: What community? There’s a community?
Elaine: Of course there’s a community.
Jerry: All these years I’m living in a community, I had no idea.
Agent: Sir the estimate on the damage to your car is two thousand eight hundred
and sixty-six dollars.
Jerry: Hmm, well, I got the insurance and everything so…
Agent: Yes, now, uh, in your report you said that you were not the driver of
the car at the time of the accident.
Jerry: That is right, somebody else was driving.
Agent: Alright, well, sir, you’re only covered for when you’re driving the car.
Jerry: Uh huh, what’s that?
Agent: You’re not covered for other drivers.
Jerry: Other drivers?
Agent: Um hm.
Jerry: Your whole business is based on other drivers. It’s a rented car. That’s who’s driving it, other drivers. Doesn’t my credit card cover me or something?
Agent: Not that particular one.
Jerry: Well I got a hundred cards, here, pick a card, take a card, any card you want, go ahead, whichever one, I don’t care.
Agent: Sir, if you had read the rental agreement–
Jerry: Did you see the size of that document? It’s like the Declaration of Independence, who’s gonna read that?
Agent: Mr. Seinfeld, as it stands right now, you are not covered for that damage and there is absolutely nothing that can be done about that.
Jerry: These pretzels are making me thirsty.
最後にJerryが言った台詞“These pretzels are making me thirsty.”は、この番組がきっかけとなって流行したスラングで、このエピソードには何度も登場します。プレッツェルは塩味のスナック菓子。直訳すると、「このプレッツェルを食べると喉が渇く」ですが、このドラマの中では「イライラする」、「いらつく」という意味で使われています。 “this is making me angry”.と言い換えることができそうです。
(*)参照リンク
▽Urban Dictionaries These pretzels are making me thirsty
(*)関連リンク
▽script of “The Alternate Side”
“Seinfeld”で笑いながらマンツーマン英会話 – yadda yadda yadda

ETCマンツーマン英会話のレッスンは週に一回が基本。でも、英会話上達のためには毎日数10分でも、継続して英語に触れる機会を作ることが大切です。そのためには、あなた自身が楽しみながら継続できることが成功の鍵となります。
ETCマンツーマン英会話のアメリタ先生(福生)が勧める方法は、DVD等でコメディ・ドラマを見ること。先生のお気に入りは”Seinfeld”。約10年続いた米国No.1TVコメディ。舞台はニューヨーク。役者の話す速度がとても早いので、リスニングの練習になり、イディオムやスラングの勉強にるそうです。
実際この番組で使われた言葉から有名になったスラングが多数あり、オックスフォードの辞書に登録された言葉もあります。たとえば、yadda yadda yadda。「既に先に述べた話しの内容や文脈から、詳細まで言う必要がないと思われる他愛ない事柄、または、明らかに推測できるであろうと思われる事柄をあえて言わずに、その代用語、言い換えとして使われる言葉」だそうです。blah,blah,blah、に似ていますね。
▽yadda yadda yadda Oxford Dictionaries
日本語で言い換えるとすると、
「あれや、これやと」、「など、など、など」、「なんとか、かんとか」、「とかなんとか」
のような表現になるでしょうか。
”Seinfeld”では、 “yadda yadda yadda“を使って、あえて詳細を言おうとしないことが、相手に誤解を与えたり、話し手の表情から文脈以上に聞き手の想像力が膨らみ、笑いを生んでいます。
「彼女が言った “yadda yadda yadda”の実際は意味は?」と友達に相談するシーンもあります。
さて、どんな使い方をしているでしょうか。
Marcy: So I’m on 3rd Avenue, mindin’ my own business, and, yada yada yada, I get a free massage and a facial.
George: What a succinct story.
Marcy: I’m surprised you drive a Cadillac.
George: Oh, it’s not mine. It’s my mother’s.
Marcy: Are you close with your parents?
George: Well, they gave birth to me, and, yada yada…
Marcy: Yada what?
George: Yada yada yada…
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
George: Well, we were engaged to be married, uh, we bought the wedding invitations, and, uh, yada yada yada, I’m still single.
Marcy: So what’s she doing now?
George: Yada.
Marcy: Speaking of ex’s, my old boyfriend came over late last night, and, yada yada yada, anyway. I’m really tired today.
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
George: Listen to this. Marcy comes up and she tells me her ex-boyfriend was over late last night, and “yada yada yada, I’m really tired today.” You don’t think she yada yada’d sex.
Elaine: (Raising hand) I’ve yada yada’d sex.
George: Really?
Elaine: Yeah. I met this lawyer, we went out to dinner, I had the lobster bisk, we went back to my place, yada yada yada, I never heard from him again.
Jerry: But you yada yada’d over the best part.
Elaine: No, I mentioned the bisk.
George: Well, I gotta do somethin’.
Kramer: Well, I gotta do somethin’.
Jerry: George is already in there.
(*)参考リンク
▽script of “The Yada Yada”
(*)関連ブログ
賢者の図書館
“Seinfeld”で笑いながらマンツーマン英会話 – 映画よりもコメディ・テレビ番組

ETCマンツーマン英会話の先生の多くが、英会話の勉強には映画よりもテレビドラマ、特にコメディ番組のDVDを活用することを勧めています。アメリタ先生(横田基地)もその一人。なかでもお勧めなのは、米国で1989年から1998年まで放送された”Seifeld”だそうです。
理由は次の5つ。
1)無セリフ時間が少ない。
映画はやはり映像を見せるもの。2時間前後という長さもあり、特にアクション映画やSF映画などは、暴力シーンや戦闘のシーンの映像が中心になり、一つの場面で台詞が2、3しかない場合もあります。一方、コメディ・テレビドラマは通常30分程度。笑わせるためのセリフ中心のストーリー展開なので、セリフ密度が高い。短時間でたくさんの英語に出会うことができる、つまり、より効率的に英語を学ぶことができるのです。
2)シリーズ物は学習にも継続性をもたらす。
映画に比べて、テレビドラマはひと番組当たりの時間は短いですが、人気長寿番組になるとたくさんのシリーズが継続して放送されています。もしお気に入りの番組に出会うことができたら、英語の学習にも継続性が生まれて行きます。(”Seinfeld”は180話。)
3)笑いのポイントがわかる
コメディ番組で便利なのは、公開録画の際に録音された観客の笑い声。上手く聞き取れなかった場面があっても、観客の笑い声が「笑うポイント」を教えてくれます。ポイントがわかれば今度は何故おかしいのかを調べて行けばいい。「笑いたい」という欲求が、「学びたい」というエネルギーに変わってゆきます。
4)使える英語が学べる
映画はテレビ番組に比べて、スラングの使用が多く、またノンネイティブの私たちが使うには不適切な言葉遣いをしている場面が多くあります。一方、テレビ番組には放送コードがあるので、映画と比較してより使いやすい表現が使用されているようです。
5)生きた英語が学べる
英語の学習のために作られた難易度別の英語教材とは違い、ネイティブ・スピーカーが普通に楽しむために作られたコメディ番組。話すスピードも語彙も発音も、ネイティブ向け。難易度など気にしていない、容赦ない素材です。だからこそ、生きた英語が学べるのです。
成功の鍵は、夢中になれるテレビ番組に出会うこと。好きなタイプの俳優が出演している、ストーリー展開が面白い等など、番組自体が気に入ればしめたもの。あとは、番組をより楽しむために、学んで行けばいいのです。
▽Seinfeld Season 1-3 Bloopers & Outtakes
(*)関連図書
シットコムで笑え! 楽しくきわめる英語学習法 (南谷三世 著)
(*)関連ブログ
海外ドラマ『となりのサインフェルド』で笑って学ぶ!英会話
Miyukiの英語学習法研究室 ~English Portfolio~ 狂おしいほど好きな Sitcom!
1日1枚、写真で学ぶ英語表現 [アメリカで見つけた英語]
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~”I ain’t”の”I”が聞き取れません。
映画監督David Lynchさんが行ったインタビュープロジェクトのインタビュー動画を題材にしてディクテーションを行いました。
I ain’t proud of anything except just being alive.
”I ain’t”の”I”が聞き取れませんでした。解説していただけますか。
”I ain’t”の”I”と “ain’t”が結合して、一つの単語のように「アイント」のように発音されています。
ちょうど次に、このような文があります。
I’m an old man.
これは、”I”と”am”が結合して、一つの単語のように「アイム」と発音されています。これと同じようなパターンだと言えるでしょう。
【解説 ETCマンツーマン英会話 ナオミ先生(三鷹)】
(*)関連リンク
聞き取れないI~ETCマンツーマン英会話ナオミ先生のディクテーション講座07
David Lynch Interview Project
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~”talked to”の”to”が聞き取れません。
映画監督David Lynchさんが行ったインタビュープロジェクトのインタビュー動画を題材にしてディクテーションを行いました。
I haven’t talked to any of my family in 15 years.
I haven’t even seen my own kids in 25.
”talked to”の”to”、”in 25″の”in”が聞き取れませんでした。解説していただけますか。
ネイティブスピーカーの英語は、ひとつひとつの単語をちゃんと発音をしていない場合があります。
”talked to”の”to”も、”t”の音が消えて”ウ”のように変化して、さらに殆ど発音されていないようです。ちょうどその部分で息継ぎをしているようにも聞こえます。”(誰それ)と話す”という意味では、必ず”talk to~”と”to”が付きます。例え”to”がよく聞き取れなくても、”to”があるはずだと思って聞いてい入ると、聞こえて来るようになるでしょう。
”in 25″の”in”も、”n”の音だけになり、”ヌ”というよな音しか聞こえないかもしれません。もしくは音を飲み込んでいるように聞こえるかもしれません。一つ前の文で、”in 15 years”といっている文型の繰り返しで、”in 25″と言っていますので、”in”があることが類推できます。また、”何年間”という意味では、必ず年数の数字の前に”in”をつけますので、こちらも”in”があるはずだと類推して聞いていうると、感じ取れるようになると思います。
【解説 ETCマンツーマン英会話 ナオミ先生(荻窪)】
(*)関連リンク
イディオムを知っていれば聞き取れる音~ETCマンツーマン英会話ナオミ先生のディクテーション講座05
David Lynch Interview Project
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~どうしても聞き取れない部分があります。
映画監督David Lynchさんが行ったインタビュープロジェクトのインタビュー動画を題材にしてディクテーションを行いました。下記の部分がどうしても聞き取れませんでした。
I haven’t saw’em since she left…
解説をしていただけますか。
ネイティブスピーカーが常に正しい文法て話すとは限りません。
ご質問の文は、正しくは下記のようになります。
I haven’t seen them, since she left…
seeの過去分詞、seenの部分を過去形のsawと言ってしまった。文法の間違いです。さらに、saw と themを一つの語のようにして、”ソーエム”のように発音しています。”th”の音が省略されました。
文法的には間違っていますが、前後関係から内容を類推して行くことも可能だと思います。
【解説 ETCマンツーマン英会話 ナオミ先生(荻窪)】
(*)関連リンク
ネイティブも文法を間違う~ETCマンツーマン英会話ナオミ先生のディクテーション講座04
David Lynch Interview Project
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~ “She took off with other men.”の意味を教えてください。
次の文の意味を教えてください。
She took off with other men.
このtook off はどのように訳したらよいのでしょうか。
take off は、「立ち去る」, 「行ってしまう」という意味です。
質問の文の場合は、other men”他の男”と立ち去ってしまったわけですから、sheが奥さんだとすると、「妻は他の男と駆け落ちした」というような意味になると思います。
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~”went into service”の”in”が聞き取れません。
映画監督David Lynchさんが行ったインタビュープロジェクトのインタビュー動画を題材にしてディクテーションを行いました。
I went into service when I got out of teenage years
が、
I went to service when I got out teenage years
と聴こえました。
went into の”in”、 got out of の”of” が聞き取れていませんでした。
単語の発音は、文中で実際に発音されると前後の語の影響などで、辞書に表記されていると異なることがよくあります。
went intoは、ひとつの語のように結合して、 “ウエニントゥ”のように発音されているため、”in”が聞き取れなかったのかもしれません。”went into the service”で軍隊に入るという慣用句がありますので、went intoではないだろうか、と推測できるようになると良いですね。
got out of、このofの”f”は、かすれる程度にしか発音されていません。”ガット アウト オー(ブ)”と言っているように聴こえてしまったのかもしれません。文字で書いてあると分かるが、発音されると分からない例ですね。このようなディクテーションを経験しながら、”オー(ブ)”が、瞬時に”of”であると分かるように、「聞いて瞬時に分かる語彙」を増やして行きましょう。
【解説 ETCマンツーマン英会話 ナオミ先生(荻窪)】
(*)関連リンク
結合して変化する音~ETCマンツーマン英会話ナオミ先生のディクテーション講座03
David Lynch Interview Project
(*)参考図書
「英語の壁」はディクテーションで乗り越える!(松岡昇 著)
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~”as far as” が “while”に聴こえます。
映画監督David Lynchさんが行ったインタビュープロジェクトのインタビュー動画を題材にしてディクテーションを行いました。as far as が whileに聴こえます。何故でしょうか。
ネイティブスピーカーは、一語一語がはっきりと発音しないこともあります。
このas far asの最初のasは殆どの発音されていません。話し手が「発音したつもりの音」と言ってもいいのかもしれません。この場合は、聞き手であるネイティブスピーカーは、「発音されたつもりの音」として捉え、聞き手側がそのasを補って理解しているのだと思います。
ノンネイティブスピーカーの方は、まずは「発音したつもりの音」の存在を知っているだけでも、聞き取り、理解できる英語の幅が広がって行くと思います。
(*)関連リンク
言っているつもりの音~ETCマンツーマン英会話ナオミ先生のディクテーション講座02
David Lynch Interview Project
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~ディクテーションが上手くできません。
単純に英語力が原因とはいえない部分があります。
例えば、日本語でも、地方のお年寄り等の言葉は分からないことがありますね。日常の会話であれば、聞き取ることができた言葉で話しの内容を推測をしたり、「これはこういう意味ですか」と確認をしながら話が進んで行くのでしょう。テレビの場合は、テロップが表示されることもありますね。
また、地方のお年寄り等の話し方にはいわゆる訛りがあり、100%話の内容を理解することはできないでしょう。英語も同じです。人それぞれ、皆異なった話し方をしています。
デイビッドリンチのインタビュープロジェクトは、ネイティブ・スピーカーの私でも、わからない部分がありました。原因は下記のようなものが考えられます。
・ひとつひとつの単語をはっきりと発音していない部分がある
・前後の単語と結合させて発音しているため、辞書に載っている発音とは異なった音になっている
・文法的に間違った英語を話している
・文の途中で、別のことを話し始め、文章が完結してない、等々
上記のようなケースがあることが理解できるようになると、聞き取れる英語の幅が広がって行きます。興味が湧く題材をみつけて、継続してトレーニングをして行くのがよいでしょう。
(*)関連リンク
David Lynch Interview Project
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David Lynchのインタビュープロジェクトでディクテーション~ETCマンツーマン英会話ナオミ先生のディクテーション講座01

David Lynchのインタビュープロジェクトでディクテーション~ETCマンツーマン英会話ナオミ先生のディクテーション講座01
111130.mp3 (4分46秒)
映画監督David Lynchさんが行ったインタビュープロジェクト。全米25000マイルを70日間かけて旅をし、その途中で出会った121名の普通の人々のインタビューをビデオに納めました。今回はカリフォルニアで出会ったジェスさんのインタビュー動画を題材にしてディクテーション(dictation)を行い、ETCマンツーマン英会話のナオミ先生のチェックをしていただきました。
I’m Jess. And I‘m from Colorado. My age is 64.
I was born in Baker Montana in a county of XXXXX in the year of 1944. OK?
As far as my childhood goes, my daddy used to say, “if there’s a horse, go, get on it and you get throw out. Oh well. He didn’t believe in cars.
I went into service when I got out of teenage years.
That’s about the end of my childhood.
Well, there was army life, and then I went in 2 years in Vietnam and a few things like that.
Then I got married XXXXX.
My Kids’ mother and she liked drugs and other men better than me.
So she took off with her kids and I haven’t saw’em since she left with some fairy story about going to Alaska.
I don’ t believe it, neither does anybody else.
I haven’t talked to any of my family in 15 years.
I haven’t even seen my own kids in 25.
Regrets?
Oh, I have a whole brunch of, basketful, but I can’t do anything about them.
But I didn’t get to see my dad before he died.
I didn’t get my mother out the suppose to be retirement home a mile since we put her in, because I couldn’t afford to do it.
I couldn’t do it alone.
I ain’t proud of anything except just being alive.
I’m an old man.
I’m gonna, I got gray hairs in my head.
I’m 6 foot tall.
So what?
(*)関連リンク
マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~ “She took off with other men.”の意味を教えてください。
■出演
・ETCマンツーマン英会話のナオミ先生(荻窪)
■聞き手
・青樹洋文
………
◆使用楽曲 (BGM)
“Toxic Rainfall” of some1else from ccMixter
復習、スコットランド英語のshouldの発音~『The Thick Of It』で笑いながらマンツーマン英会話(3)

BBCの大ヒットコメディドラマ『The Thick Of It』。第一話のテーマの一つは”should”という言葉のようで、最初から最後まで、この単語が強調して使われています。
Ollyは最近新聞記者のAngelaにふられたばかり。二転三転した政府の対応に腹を立てた彼女は、この失態を紙面上で暴露するとOllyに詰め寄っています。そこに、Malcolmが登場。なぜ彼女がそうすべきではないか(shouldn’t do)について説明というよりも、脅している場面。
イギリス標準英語では”should”を唇を丸めずに
/ʃəd/
のように発音するのに対して、スコットランド英語では
/ʃud/
のように唇を丸めて発音する傾向があるようです。少し暗いですが、最後に”Maybe you should do it”という時の、Malcolmの唇のとんがり具合に注目してください。
Malcolm Tucker: Hi, Angela! Oh, like the hair, nice little corkscrews. How’s it going?
Olly Reeder: Fine. We were just talking about why Angela shouldn’t do a big story on the big insidery piece, kinda day of spin, sort of spread in the paper…
Malcolm Tucker: Oh, I don’t know. Maybe you should! Good idea!
Malcolm Tucker: Oh, wait a minute! I know why she shouldn’t! Because , you know, if she did that, she’d be dead. To me, to this department, to the government. And she’ll never get another story, or even fucking whiff of a story as long as she kept her sorry hack bitch face lingering around Westminster, because I would call every editor I know, which, obviously, that’s all of them and I’d tell them to gauge her name out of their adress books so she’d never even get a job on a hospital radio where the sad sack belongs.
最後の”a job on a hospital radio”と言うのは、『Takin’ Over The Asylum』に、引っ掛けているような気がします。BBCの番組内での、セルフパロディなのかもしれません。
※参考図書
▽英語音声学音韻論入門 (Philip Carr 著)
※関連サイト
▽The Thick of It IMDb
※関連ブログ
映画『Walk The Line (ウォーク・ザ・ライン/君につづく道)』で南部アメリカ英語マンツーマンレッスン

あなたの人生の転機となった言葉は?
『Walk The Line』は、カントリー・ミュージシャンのジョニー・キャッシュと妻のジューン・カーターの伝記映画です。”walk the line”は、「責任のある行動をとる」、「社会的規範を守ってきちんと振舞う」という意味。彼の楽曲のタイトルでもあります。映画の中では、酒に酔いまともなリハーサルをしないジョニーとバンドのメンバーに対してジェーンが怒り次のように言います。
You can’t walk no line. (まっすぐ歩けない男ばかり)
予告編で語っているのはサン・レコード社(テネシー州メンフィス)の社長、「ロックンロールの父」と呼ばれたサム・フィリップス。エルビス・プレスリーを世に送り出したプロデューサーです。サムはアラバマ州生まれ、ジョニーはアーカンサス州、共に南部の貧しい小作農の家族に生まれますが、音楽が二人の人生を変えて行きます。レコード制作にあこがれるジョニーは、サムに強引にオーディションを頼みゴスペルを歌いますが全く評価されません。「何がいけなのか?」と詰め寄るジョニーにサムはこう言います。
If you was hit by a truck, and you was lying out in that gutter dying and you had time to sing one song.
トラックにはねられ 死ぬ前に1曲だけ歌う時間がある。
One song that would let God know what you felt about your time here on Earth,
この世で君が感じたことを神に伝える曲
One song that would sum you up
それを聞けば君という人間がすべて分かる歌を歌え
That’s the kind of song that truly saves people.
そういう曲が本当に人を救うんだ
サムを演じるダラス・ロバーツ自身もテキサス州出身。time が tahmに聞こえます。また、you were が you was となっているところも南部アメリカ英語の特徴のようです。
▽Walk The Line trailer
▽テキサス州 サムの魂のこもったアドバイスが、ジョニーの人生を変えてゆきます。
「この瞬間が息を引き取る前に残されたわずかな時間だとしたら…」。もしかしたら、人生はそんな奇跡のような一瞬の連続なのかもしれません。心の中でサム・フィリップスの言葉が聞こえてきます。
映画『The Curious Case of Benjamin Button(ベンジャミン・バトン 数奇な人生)』で南部アメリカ英語マンツーマンレッスン

懐かしい友と再会しました。着実に歳を重ねたその姿は、通り過ぎた時間の中で同じように変化した自分自身の姿を映し出す鏡になるのかもしれません。そして、「永遠に変わらないものなど存在しない」ことを悟ることは、老いを自然なこととして受け入れる心の柔らかさを生み出してくれるのでしょう。
ところが、もしその友人が自分とは逆にどんどんと若返ってしまったら。その姿は老いた自分の身体を際立たせる逆光のライトのように、眩しく悩ましい存在になってしまうかもしれません。
映画『The Curious Case of Benjamin Button(ベンジャミン・バトン 数奇な人生)』は、80歳の肉体を持って生まれ、成長するごとに若返って行くベンジャミン・バトンとそれを取り巻く人々を描いています。原作はスコット・フィッツジェラルドの同名の小説。原作の舞台はアメリカ北部のメリーランド州バルチモアですが、映画では南部のルイジアナ州ニューオーリンズにベンジャミンは生まれます。
ベンジャミンを演じるブラッド・ピットも、しっかりと南部訛りで演じています。
たとえば、南部アメリカ英語の特徴として、-ing 等で終わる単語の最後の g を発音しない(g-dropping)傾向があります。ニューヨークでバレリーナとして活躍している幼馴染のデイジーに、ベンジャミンが会いに行ったシーンで、彼女のボーイフレンドのデイヴィッドに次のように声をかけられます。 デイビッドが something をしっかりと発音をしているのに対して、ベンジャミンは鼻に抜けるような声で”サムシン”とg音を発音していないことがよくわかります。
– So, you were a friend of her grandmother’s? Or something like that?
(デイジーのおばあさんの知り合いだって。そんな感じだよね?)
Benjamin:
– Somethin’ like that.
(まあ、そんなとこだ。)
▽ルイジアナ州 映画は167分と長編なのに対して、原作は60頁足らず。肉体と精神の乖離という原作のテーマを深く掘り下げた映画ですが、監督のデヴィッド・フィンチャー氏が映画の解説でこう語っているのが印象的です。
「ベンジャミンが成長して小さな老人になる。そこまでは別に重要じゃない。注目すべきはベンジャミンの気持ちだ。11歳の体に閉じ込められた経験豊かな老人の気持ちなんだ。それを想像できる人は映画をとってほしい。映画ができ上がったら私は喜んで見にいくよ」
もしかしたら、「幼い肉体に閉じ込められた老人の魂」を、監督は映画で描こうとして、描ききれなかったのかもしれません。映画ではベンジャミンの最期を腕の中で看取ったデイジーの言葉で表現していますが、原作ではベンジャミンの言葉でその魂を語っています。
The past – (略) had faded like unsubstantial dreams from his mind as though they had never been. He did not remember. (中略)
Then it was all dark, and his white crib and the dim faces that moved above him, and the warm sweet aroma of the milk, faded out altogether from his mind.
(過去か – それらすべては、もとから存在していかなったかのように、もろい夢のごとく彼の頭の中から消えていった。
やがて真っ暗になり、白いベッドも、頭上で動いていたぼんやりとした大人たちの顔も、ミルクの温かく甘い香りも、すべてが闇のなかへと遠のいていった。)
人の最期はこんな感じなのだろうかと想像してみたくなる文章でもあります。気に入った映画は、その原作(翻訳本と原書)も読んでみてはいかがでしょう。映画同様どんどんと引き込まれて、深い英語体験ができるかもしれません。
▽The Curious Case Of Benjamin Button – Official Trailer
(※)参照
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』
(フィッツジェラルド 永山篤一 訳)
Robert Burnsでスコットランド英語 – “To A Haggis”

Robert Burnsでスコットランド英語 – “To A Haggis” (3分28秒)
BBCのドキュメンタリ、Robert Burns – Poeple’s poet を見ながら、ETCマンツーマン英会話のチャールズ先生のレッスンを受けています。
ハギス(Haggis)とは、羊の内臓を羊の胃袋に詰めて茹でたスコットランドの伝統料理。バーンズナイトで、チャールズ先生が必ず朗読するというバーンズの作品”To a Hggis”(ハギスのために)。その冒頭部分をお聞きください。
■出演
・ETCマンツーマン英会話のチャールズ先生
■聞き手
・青樹洋文
——————————
Transcript
——————————
“To A Haggis”
Fair fa’ your honest, sonsie face,
Great chieftain o’ the puddin-race!
Aboon them a’ ye tak your place,
Painch, tripe, or thairm:
Weel are ye wordy of a grace
As lang’s my arm.
The groaning trencher there ye fill,
Your hudies like a distant hill,
Your pin wad help to mend a mill
In time o’ need,
While thro’ your pores the dews distil
Like amber bead.
His knife see rustic Labour dight,
An’ cut ye up wi’ ready slight,
Trenching your gushing entrails bright,
Like onie ditch;
And then, O what a glorious sight,
Warm-reeking, rich!
(Standard English Translation)
Fair full your honest, jolly face,
Great chieftain of the sausage race!
Above them all you take your place,
Stomach, tripe, or intestines:
Well are you worthy of a grace
As long as my arm.
The groaning trencher there you fill,
Your buttocks like a distant hill,
Your pin would help to mend a mill
In time of need,
While through your pores the dews distill
Like amber bead.
His knife see rustic Labour wipe,
And cut you up with ready slight,
Trenching your gushing entrails bright,
Like any ditch;
And then, O what a glorious sight,
Warm steaming, rich!
◆使用楽曲 (BGM)
“Toxic Rainfall” of some1else from ccMixter
(*)関連ブログ
「ハギス」 を食す。。。
イギリス英語習得への道
(*)スコットランド人にとってのハギス、関連動画
Robert Burnsでスコットランド英語 – Burns’ Night とは

Robert Burnsでスコットランド英語 – Burns’ Night とは
BBCのドキュメンタリ、Robert Burns – Poeple’s poet を見ながら、ETCマンツーマン英会話のチャールズ先生のレッスンを受けています。
今日はバーンズナイトについてチャールズ先生にお話をお聞きしました。
The Burns night usually takes place at the end of January or February.
Normally it takes place on the traditional date of Burns’ death around about that time.
So the Burns night is to celebrate the life and time of Robert Burns, his poetry and things.
It’s quite enjoyable night actually.
And they do read Robert Burns’ poem, they do address to the haggis.
Definitely if you go to the St. Andrews society, I will be barring Haggis.
And a friend of mine will read the poem, and maybe I will slash the Haggis open.
And then also do whiskey barrel so then person for each table.
You will enjoy of drum of whiskey.
■出演
・ETCマンツーマン英会話のチャールズ先生
■聞き手
・青樹洋文
………
◆使用楽曲 (BGM)
“Toxic Rainfall” of some1else from ccMixter
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The Society Burns Night 2011。
Robert Burnsでスコットランド英語 – “It There Fore Honest Poverty”

Robert Burnsでスコットランド英語 – “It There Fore Honest Poverty”
111115.mp3 (2分16秒)
BBCのドキュメンタリ、Robert Burns – Poeple’s poet を見ながら、ETCマンツーマン英会話のチャールズ先生のレッスンを受けています。
バーンズに影響を与えた詩人に一人にロバート・ファーガソンという詩人がいます。ファーガソンは貧困のうちにその生涯を終えます。バーンズは、ファーガソンの死から何かを学んだに違いありません。しかし、彼もファーガソンと同じように、貧困の中で死んでゆくこになります。
バーンズが貧困について歌った作品。 For a’ That and a’ That の一部を朗読していただきました。
(The Twa dogs)
Is there for honest Poverty
That hings his head, an’ a’ that;
The coward slave-we pass him by,
We dare be poor for a’ that!
For a’ that, an’ a’ that.
Our toils obscure an’ a’ that,
The rank is but the guinea’s stamp,
The Man’s the gowd for a’ that.
貧困に 首うなだるる わけありや
卑怯者にはめもくれず
われらはあえて貧しくあらん
何と言うはと、何やかやと
人に知られず 骨折るとても
身分は金貨の打ち模様
人こそ金貨の地金(じがね)たれ
(日本語訳 中村為冶/『バーンズ詩集』岩波文庫)
■出演
・ETCマンツーマン英会話のチャールズ先生
■聞き手
・青樹洋文
………
◆使用楽曲 (BGM)
“Toxic Rainfall” of some1else from ccMixter
Robert Burnsでスコットランド英語 – “The Twa Dog”

Robert Burnsでスコットランド英語 – “The Twa Dog”
111112.mp3 (1分46秒)
BBCのドキュメンタリ、Robert Burns – Poeple’s poet を見ながら、ETCマンツーマン英会話のチャールズ先生のレッスンを受けています。
1786年、バーンズが27歳の時に、彼の最初の詩集、”Poems, Chiefly in the Scottish Dialect”(詩集ー主としてスコットランド方言による)が出版されます。The Twa Dog (二匹の犬)は、その詩集の最初に収められていました。
チャールズ先生にその詩の一部を朗読していただきました。
(The Twa dogs)
‘Twas in that place o’ Scotland’s isle,
That bears the name o’ auld King Coil,
Upon a bonnie day in June,
When wearin’ thro’ the afternoon,
Twa dogs, that were na thrang at hame,
Forgather’d ance upon a time.
(Standard English Translation)
It was in that place of Scotland’s isle,
That bears the name of old King Coil,
Upon a Lovely day in June,
When wearing through the afternoon,
Two dogs, that were not busy at home,
Chance-met once upon a time.
二匹の犬
スコットランドの品の中(うち)、
昔の王のコイルの名をば
其の名としたる土地の事。
或る日晴れたる六月の
誰も疲るる午(ひる)過ぎに、
家で暇(ひま)なる犬二匹、
外で出会ひし事ありき。
(和訳 中村為治/『バーンズ詩集』岩波文庫)
■出演
・ETCマンツーマン英会話のチャールズ先生
■聞き手
・青樹洋文
………
◆使用楽曲 (BGM)
“Toxic Rainfall” of some1else from ccMixter
Robert Burnsでスコットランド英語 – “To A Mouse”

Robert Burnsでスコットランド英語 – “To A Mouse”
111109.mp3 (3分08秒)
BBCのドキュメンタリ、Robert Burns – Poeple’s poet を見ながら、ETCマンツーマン英会話のチャールズ先生のレッスンを受けています。
バーンズが農場で野良仕事をして際に、たまたま鋤でネズミの巣を掘り起こしたことがありました。農場の使用人は、壊された巣から飛び出してきたネズミを追い掛け回していましたが、それを見ていたバーンズは、男にやめるように言い、しばらくネズミの姿をじっと見ていたそうです。夜になってバーンズは一遍の詩をその男に示しました。「to a mouse」(ネズミによせて)という作品です。
チャールズ先生にその詩の一部を朗読していただきました。
(To Mouse)
Wee, sleekit, cowrin, tim’rous beastie,
O, what a panic’s in thy breastie!
Thou need na start awa sae hasty
Wi bickering brattle!
I wad be laith to rin an’ chase thee,
Wi’ murdering pattle.
I’m truly sorry man’s dominion
Has broken Nature’s social union,
An’ justifies that ill opinion
Which makes thee startle
At me, thy poor, earth born companion
An’ fellow mortal!
(Standard English Translation)
Small, sleek, cowering, timorous beast,
O, what a panic is in your breast!
You need not start away so hasty
With hurrying scamper!
I would be loath to run and chase you,
With murdering plough-staff.
I’m truly sorry man’s dominion
Has broken Nature’s social union,
And justifies that ill opinion
Which makes thee startle
At me, thy poor, earth born companion
And fellow mortal!
鼠に寄す
小つちゃな、つやつやした、びくつく、臆病な獣つ子、
ああ何といふ大騒ぎがお前の小胸を悩ましている事だろう!
お前はそんなに大急ぎで逃げ出さなくともよい、
慌てふためいて!
私はちつともお前を追つかけたくはない
屠殺の犁(すき)を取つて!
私はほんとに悲しむ、人間の支配が
自然の社会的和合を破って仕舞つた事を、
又あの悪評を當(あた)つているとする事を、
其の為めにお前は私を見ると吃驚(びっくり)して逃げ出す、
同じく地から生まれたお前の憐れな仲間、
又共に死なねばならぬ者を見て!
(訳 中村為治/『バーンズ詩集』岩波文庫)
■出演
・ETCマンツーマン英会話のチャールズ先生
■聞き手
・青樹洋文
………
◆使用楽曲 (BGM)
“Toxic Rainfall” of some1else from ccMixter