映画”Real Steal”で楽しみながらマンツーマン英会話 – can’tとcanの聞き分け方

11090102_Real_Steel_02-thumb ”He can come”. と “He can’t come”.全く違うことを行っているのに、「来るのか来ないのか」その違い聞き取れなかった経験はありませんか?

 アメリカン人は”can’t”の次に子音が来る場合等、”t”を発音しないことがあります。そのかわり、日本語の詰まる「ッ」のような音を使って、「キャーァンッ」と言ったり、”t”音を喉の奥で飲み込んで(glottal stop)「キャーァン(無音)」のように言いうことがあります。

 つまり、“can”と”can’t”は”t”音の有無だけでは、聞き分けられないのです。

 では、何を手がかりにするのでしょうか。次の二つのポイントです。

  1. 母音の部分の発音
  2. 文中のストレスの位置

 まず一般的に、”can’t”の場合は、「キャーァンッ」「キャーァン(無音)」(kænt)のように強く長く発音されます。一方、”can”は「カン」、または「キン」(kIn)のように発音されます。

 次にストレスの位置ですが、肯定文の”can”の場合は、その後の動詞の”come”が、否定文の”can’t”の場合は、”can’t”が強調されます。

  He can [come].
  He [can’t] come.

 ちょうど良い例が、映画『Real Steal』の予告編映像の中にありました。字幕が表示されていますが、音声だけを聞いてみてください。父のCharlieと息子のMaxの会話。Charlieは”I can’t”と言っているのですが、音声だけを聞くと can’t ではなく canにも聞こえます。




 早速、先ほど手がかりの二番目、ストレスの位置に注意して聞いてみて下さい。こんな違いがあるのが分かると思います。

  Charlie:  I [can’t]. I [can’t].
  Max: [Yes], you can.

(*)
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“can”と”can’t”の聞き分け方~アメリカ英語発音法

 
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