アルビン・ラズロー博士の言葉に重なってゆく~原書『SONGLINE』(ブルース・チャトウィン)を読みながらマンツーマン英会話
原書『The Songlines』(ソングライン、ブルース・チャトウィン著)を読みながら、カーラ先生のレッスンを受けています。
He went on to explain how each totemic ancestor, while travelling through the country, was thought to have scattered a trail on words and musical notes along the line of his footprints, and how these Dreaming-tracks lay over the land as ‘ways of communications between the most far-flung tribes.
‘A song’, he said, ‘was both map and direction-finder. Providing you knew the song, you could always find your way across country‘
アルカディは説明を続けた。アボリジニの先人は国中を旅しながら、彼が歩いた跡には言葉と音符を残していったこと、そして、この「ソングライン」は遠く離れた別の種族たちと連絡を取り合うための手段として、現在もこの大地に張り巡らされていることを。
「歌は地図であり、方向探知機でもあったんだ。もし君がこれらの歌を知っていれば、いつでも君は、この国中の道程がわかるのかもしれないね」
『ソングライン』13ページより
A Song was both map and direction-finder.
遥か昔、先人達がオーストラリアのいたるところに残していってくれたもの。
目には見えないけれども、その歌にアクセスすることができれば…
「ソングライン」は、『地球交響曲第五番』のアルビン・ラズロー博士の「宇宙は記憶を持っている」という考えと、同じことを言っているのではと思いました。
The universe has memories.
一度生まれた情報は量子エネルギー場に痕跡を残し決して消え去らない。
過去に起こった全ての出来事は、今、現在もここにありその痕跡にアクセスする方法さえ知っていれば現在に甦らせることができる。過去は今も生きている、ということでです。
アルビン・ラズロー『地球交響曲第五番』より
オーストラリアの先住民の神話が、ハンガリーの物理学者の理論に重なってくのを感じながら、久々に熱い読書の日々を送っています。
ますます『ソングライン』にはまっています。(^-^)
(*)TokyoPros.ブログ『The Songlines/ソングライン』を旅する』2006年5月 8日より転載