『アナと雪の女王2』と『サザエさん』で英会話
ディズニー映画の「Frozen II(アナと雪の女王2)」が公開7週目で1作目を超える世界興行収入を記録。アニメーション映画としては過去最大のヒット作となったと、経済・金融情報のニュースサイトBloombergが伝えています。
※‘Frozen II’ Surpasses Original to Become Biggest Animated Film
※(日本語版)「アナ雪2」、アニメ映画で世界最大のヒット作に
ETC英会話のダイアン先生(目黒不動)は、英会話学習の教材として、ディズニー映画を利用することを強く薦めています。ストーリーが面白いのはもちろんですが、登場人物たちの言葉遣いがきれいで、またスラングなどが少ないことなどがその理由です。またディズニー映画の台詞は、英文テキストや対訳が様々なメディアで多数紹介されているので便利です。
実は「ディズニー映画は子供向け」とのイメージを持っていたのですが、実際にこれらの映画を題材にして、ダイアン先生のレッスンを受けてみたのですが、分からないイディオムや日常会話でも役に立つ表現に多数出会いました。
これまで『Enchanted(魔法にかけられて)』『Up(カールじいさんの空飛ぶ家)』、そして『Toy Story 3(トイ・ストーリー3)』などのDVDを使って受けたダイアン先生のレッスンを体験しました。その一部がETC英会話のサイ トにRadioETC(ポッドキャスティング)や記事として紹介されています。ぜひこちらも参考にしてみてください。
一方、興味深のは外国人の方が日本語を学ぶ時に利用しているアニメ・漫画に『サザエさん』の名前があがることです。ETC英会話のパトリシア先生(浮間舟渡)は。その理由を次のように説明してくれました。
私は『サザエさん』からたくさんの日本語を学びました。『サザエさん』は日本の典型的な家庭が題材になっているので、皆、普通の日本語を話しています。正しい言葉、耳障りがよく簡単な言葉を使い、アカデミックな言葉、難しい言葉、流行り言葉、悪い言葉などは使いません。
I learn a lot of Japanese with Sazae-san, because Sazae-san was based on a regular Japanese family, they were speaking normal Japanese and using proper words, nice words, and easy words, but not academic words or difficult words, no slang, no bad words.
「正しい言葉を使い、流行り言葉や悪い言葉を使わない」という部分が、ディズニー映画で英語を学ぶ理由ととても似ています。
では、さらに一歩進めて『サザエさん』の英語版で英語を学んでみるのはいかがでしょう。漫画『ベスト・オブ対訳サザエさん』は、その名通りサザエさんの漫画に英語と日本語訳が併記されています。テレビアニメとして浸透しているサザエさんの原作は4コマ漫画。なので一話一話がすぐに読めて、且つ楽しめます。下欄にはポイントとなるイディオムなどの説明もあります。
ということで、最後に『サザエさん』からこんな4コマ漫画のスクリプトを紹介します。場面は”GOALS FOR THE NEW CABINET”(新内閣にのぞむ)というテーマの街頭市民討論会のようです。
司会者:
Does anyone else have anything to say?
(他にご意見のあるかた ありませんか?)
さざえ:
I do.
(はい)
さざえ:
I’m Mrs. Fuguta. I live in Setagaya and I’m 23 years old.
(世田谷のフグタ、主婦23さい)
I want politicians to stop telling lies!
(うそのない政治をしてください)
かつお:
But that “23” is a lie!
(へー、23だって、うそじゃないの)
司会者:
Anyone else?
(他にご意見の方?)
[走って逃げるかつお。怒って追いかけるさざえ]
さざえ:
Stop!
(まてっ)
※用語解説:anything to say 何か言うべきこと、意見
2020年もETC英会話で楽しんで英語を学んでいきましょう!
※)関連リンク
『ベスト・オブ対訳サザエさん』シリーズ