映画『CAL』(キャル)でアイルランド英語
北アイルランド、アルスターの小さな町で、カトリックの父シャミーと共に食肉解体場で働く19歳の青年キャルは、プロテスタントが支配する同地域で、苦しい日々を送っていました。
二人が住む住居には脅迫のビラも投げ込まれます。
“GET OUT YOU CATHOLIC SCUM OR YOU’LL BURN OUT. UVF”
「カトリックのクズども出て行け UVF(アルスター義勇軍)」
UVFとは、IRAに対抗するためのプロテスタント系の非合法の民兵組織です。北アイルランドでは経済はプロテスタントによって支配され、カトリックの人々はろくな仕事にあるつけなかったようです。次の会話からも、その一端がうかがえます。
You are lucky you have got a job.
運がいいぞ
運がいいぞ
I don’t have many of your sort.
普通お前達は雇われんのだ
I have many of your sort?
お前達?
Oh, You know what I mean.
わかるだろう
I don’t have anything against Catholic as such.
カトリック派が嫌いではない
That’s the religion I hate.
宗旨が好かん