映画『Gangs of New York』(ギャング・オブ・ニューヨーク)でアイルランド英語

gangs 1820年、ニューヨークのファイブ・ポインツという貧民国は貧しいアイルランドのからの移民が住み着いていました。この地域に住むアイルランド移民は3435世帯、第二位のイタリア移民はわずか416世帯。アメリカ生まれの人々はたった167世帯でした。

 映画『Gang of New York』では、仕事を求めてアイルランドからアメリカに移住してきた人々が、南北軍が争う戦闘地に送られてい行く様子が描かれています。「食べていくために人は人をも殺す」。希望を見失ってしまうような貧困が、何故問題なのかとういことがよく分かる事例ではないでしょうか。

 夢を抱き移住したアメリカに裏切られ、故郷のダブリンを思う父の気持ちがPaddy’s Lamentation(父の悲しみ)で歌われています。

Paddy’s Lamentation

There is nothing here but war, where the murderin’ cannons roar
And I wish I was at home in dear old Dublin

この国には戦争だけ 耳をつんざく大砲の響き
引き返して戻りたい 懐かしい故郷 ダブリンへ

Well meself and a hundred more, to America sailed o’er
Our fortunes to be made [sic] we were thinkin’
When we got to Yankee land, they shoved a gun into our hands
Saying “Paddy, you must go and fight for Lincoln

“新大陸に渡れば ひと財産 築ける”と
ヤンキー大陸に着いたら 手に銃を押し付けられ
“さあ お前も戦え リンカーンのために”

 
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