映画『In Bruges』(ヒットマンズ・レクイエム)でアイルランド英語
ベルギーのブルッへが舞台。コリン・ファレルは、自らの過ちを悔いるヒッ トマンズ役。次の仕事の支持を待つため、ブルッへで2週間滞在をすることになりました。ブルッへはまるでおとぎ話の中から抜け出したような街。運河や古い建物、石畳の道、ゴシック建築があって、白鳥がいて。”死ぬ前に”一度は見ておきたい街。ところが、そんな言葉が現実となってしまいます。
興味深いのは彼のアイルランド英語だけでなく、アメリカ人英語、イギリ ス人英語、ベルギー人英語、そしてカナダ人英語なども比較しながら楽しめそうです。
映画のところどころに会話相手の国籍を確かめる台詞が登場します。共通しているのは、相手の下品な言葉遣いした際に、訪ねている事。国による英語の違いは、発音やイントネーションだけではなく、言葉遣いの下品さにも現れてしまっているのかもしれません。
例えば次のような会話です。
Screw you, motherfucker!
(うるさい、クソ野郎!)
American, ain’ it?
(アメリカ人さ)
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You from the States?
(アメリカ人か?)
Yep. But don’t hold it against me.
(ああ、責めないでくれ)
I’ll try not to. Just try not to say anything to loud or crass.
(努力する。あんたも下品なことを言うなよ)
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(うるさい、クソ野郎!)
American, ain’ it?
(アメリカ人さ)
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You from the States?
(アメリカ人か?)
Yep. But don’t hold it against me.
(ああ、責めないでくれ)
I’ll try not to. Just try not to say anything to loud or crass.
(努力する。あんたも下品なことを言うなよ)
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That’s him. That’s the motherfucker.
(そいつだ!その野郎だ)
Canadian?
(カナダ人か?)
より直接的な表現を使う北米の人々と、より間接的な言い回しを好む欧州の人々の言葉に対する感覚の違いなのかもしれません。様々な国籍の先生のレッスンを受講して、話題にされてみてはいかがでしょうか。