マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~”stuff”と”thing”のニュアンスの違いを教えてください
映画、『カールじいさんの空飛ぶ家』で、次のような表現がありました。
He’s really good at camping and how to make fire from rocks and stuff.
「もの」、「こと」は英語で、”thing” といいますが、”stuff” もよく耳にします。”thing” と”stuff”は 、ニュアンスにどのような違いがあるのでしょうか。
“stuff”は、単純に”thing”の置き換えですが、”stuff”の方がカジュアルな表現です。
たとえば、 “my stuffs”、”my things”, “my belongings”、はすべて同じ意味、「私のもの(たち)」と言う意味ですが、 “my stuffs”が、一番カジュアルな言い方です。
また、”thing”というと、完璧に物の代名詞のように使われますが、”stuff”は、 「物の名前がそれほど重要でない」とか、「なんだかよくわからない」ようなときに使います。「はっきりしていないもの」、「その類のもの」、「もの類」のような意味合いです。
例えば、目の前にある物体の名前はわからないけれど、まさにそれを指して言うときは、”the thing”と言ったりします。一方、”stuff”は、「いろいろなもの」を指し示したり、カジュアルに「あの変な物体は何?」 という時に、What’s that stuff over there?”と、言ったりします。
このシーンでも、「彼ははキャンプが得意で、石とかいろいろなものを集めて火を起こすのが上手かった」という意味です。火を起こすときに「具体的に何」を燃やしたとは言っていない、「周りにあるいろいろなもの」を使ったというニュアンスが伝わるのではないでしょうか。
カジュアルな表現なので会話ではよく使いますが、例えば仕事のe-mail等には書かないほうが良いと思います。
☆ダイアン先生のお話を音声(RadioETC/ポッドキャスティング)でも聞くことができます。