心で感じていることを英語に ロブ先生(大倉山) ETCマンツーマン英会話
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Q: 先生は俳優のお仕事をされているのですね。現在(2010年秋)劇場公開中の日本映画にも出演されているそうですし、たくさんのテレビドラマにも出てこられたとのこと。また、シルク・ドゥ・ソレイユの一次オーディションにも合格されたとそうですね。先ず自己紹介をしていただけますか。
私はカナダのバンクーバーで生れました。日本に来たのは2004年。英語は2006年頃から教えています。基本的に俳優が仕事ですが、充実した時間を過ごしていただくために生徒さんをエンターテインするという意味では、英会話レッスンも演技の一種とも言えますので、私自身とても役に立っています。フォトショップを使った写真の編集やウェブサイトのデザインなどもやっています。
I was born in Vancouver Canada. I’ve been living in Japan since 2004. As for teaching English, I guess that I started from around 2006. Basically what I do now is, I am trying to do acting, but 英会話レッスン is very good, because still I can do entertain students so that they can have a good time. It’s kind like acting. And I do a photo editing with PhotoShop and web design.
Q: そう言えば、先生のことを何かの映像で見た記憶があります。
テレビにもたくさん出演しています。ただ、主役ではなく、一人の役者としてですので、印象には強く残っていないかもしれません。でも、私にとっては、全ての作品が大切です。母がこんなことを言っていました。「小さな役なんてありません。小さな人間がいるだけです。」 小さな役とは、例えば、私がある映画で演じたわずか1分間の役がそうです。私はスターではありませんが、でも私が出演した1シーンもその映画に貢献しているのです。そのことを私はとても幸せに思います。ですから大切ではない小さな役などないのです。でも、そのことに気付けない精神的に貧しい人がいたとしたら、それが問題でしょう。どんな役も素晴らしい。それが私の俳優業に対する姿勢です。
I’ve been on a lot of TV. It’s just I’ve never main. I just do like I am always actor, but never strong. No, It’s important, whole pictures are important. So as my mama said, “there are no small rolls, only small people.” Basically what does it means is small rolls is like on the movie only one minutes. Okay, I am not a star, but my scene helps them. So I am happy with everybody. I think it’s cool. Acting is still acting. So that’s why there are no small rolls, only small people. Small minded, it might be very difficult. Any acting good, that’s my attitude.
Q: 日本人の生徒さんは学校で長い時間英語をかけて学んでも、なかなか上達せずに苦労しています。英会話上達のために何かアドバイスはありますか
最も単純な上達法は、英語を話すということです。日本人は学校では本を使って英語を学んでいますが、話すことにはほとんど時間を割いていません。英語を話すことと学ぶことは別のことです。英語の習得には、英語を学ぶよりも英語を話すことの方が強い意味を持ちます。
The easiest one to do is speak, speaking English. I mean that at school, they studied a book. You go to high school in Japan, and open up a book, read English, practice grammar. Out of that, one hour passed, maybe ten minutes is speaking, the rest is studying. Speaking English and studying English is two different things. Speaking language is much stronger than learning language.
Q: では、先生のレッスンではどのようなことを大切にしているのですか?
生徒さんが先週何をしたのかという質問でレッスンを始めます。そしてその答え中から主題を見つけ、会話を広げて行きます。例えば、こんな会話があったとします。「先週何をしましたか?」「公園に行きました。」そこで、次に5W(誰が、何を、いつ、どこで、何故)を使って質問を続けます。「そこで何をしましたか?」「公園のどこに行きましたか?」「誰と行きましたか?」「なぜ行ったのですか?」そして、今度は公園のことについて質問をして行きます。この「公園に行った」ことは、教科書の中ではなく、生徒さんの記憶の中にあること。ですから、頭の中にはそのことに関するたくさんの情報があります。さらに、そこには生徒さんの気持ちも含まれているのです。この感情に係わる事柄は、とても話しがしやすいのです。英語にその人の生活を関連付ける。そこに生徒さんの気持ちが絡んでくると、単なる教科書で英語を学ぶよりも、ずっと早く英語を学ぶことができる。これが私がレッスンで大切にしている考え方です。すべては心です。
I used to start off with what a student did a week before. And I take key points and I extend the conversation. For example, “what did you do last week?” “I went to the park”. Okay, so I know they went to the park. Usually I try to follow 5W. Who, what, when, where, why. So I said, “Okay, so what did you do at the park? Where did you go? Who did you go? Why did you go?” and ask question about the park. So there’s a lot of information in their head, “go to the park” in their mind, not just a book. So their feeling are mixed. So it’s much easier to explain their feelings. So my philosophy is English plus person’s life mixed, then much faster with speaking English. If you have a feeling, you learn English much faster than just a book. It’s all heart.
Q: ところで、映画『ボーリングフォーコロンバイン』で、カナダはアメリカに比べ、とても安全な国だと紹介されています。実際はどうなのでしょうか?
その前提になっているのが恐怖です。アメリカの問題の原因は恐怖であるとマイケル・ムーアー監督は言っています。例えば、「あなたが銃を持っているから、私も持たなければならない」というように。そしてメディアも同様に大量の恐怖をもたらしています。
Premises are fear. Michael Moore saying is that fear is the cause of America’s problem. For example, if you have a gun, I have to have a gun either. So also media put a lot of potential fear.
マリリン・メイソンは、マイケル・ムーアーにこう話しをしています。「”ニキビ治療薬を買おう。だって、ニキビがあると、誰も君のことを好きにならないから”というような広告を、テレビは大量に流して若者達を日々不安に陥れている」これは、fear tactic(恐怖戦術)と言われています。買わなければ、という気持ちにさせてしまう。日本ではまだあまりありませんが、アメリカではあらゆるものが恐怖戦術にのっとっています。「テロリストだ!テロリストだ!テロリストだ!」「買え!買え!買え!」彼らは、物を買わせるために、人々の恐怖心を利用しているのです。これが、マイケル・ムーアーの映画の前提にある考え方です。
Marilyn Manson said, he talked to Michael Moore, he said “yeah, you know, buy some acne cream. If you got pimples, nobody’s gonna like you.” This is called fear tactic. So I have to buy. I have to buy. I have to buy. That’s very little in Japan. But in America, everything is fear tactics. Everything is fear. Like there’s terrorist, terrorist, terrorist. Buy! Buy! Buy! So they use fear to scare people to buy. This is a premise of Michael Moore’s video.
カナダでは、アメリカのように恐怖を広めるようなことをはしていません。住宅のドアも鍵はかけられれずに、開いたままで安全です。例え、鍵をかけていたとしても、誰かが侵入しようと思えば、侵入できてしまうのですから。ですから、私たちは銃をもちません。もちろん、カナダ人だって争うことはあります。でも、殺人までには発展しません。日本でも同じだと思います。争いごとはあります。でも、アメリカの恐怖戦術ほどではありません。
In Canada we don’t really push fear. The doors are locked open, just safe. Even if you lock the door, they can still get in. I mean it’s not really, you don’t need a gun. All Canadians fight, but we also end it, no murder. It’s same as in Japan. People fight in Japan. But there’s none of as much as fear tactics.
「かつらを付けないと、人に好かれない。」というような広告戦術も同じですね。パトリック・スチュワートをご存知ですか。かれはシェークスピア劇の俳優で『スタートレック』にも出演しています。とても素晴らしい俳優ですが、はげています。でも、かれはアメリカで一番セクシーな俳優の一人です。ルックスももちろん大切ですが、それだけではない、かれの立ち居振る舞い全てが彼をセクシーに見せているのでしょう。
And bald guys for a KATSURA, “If you are bald, you don’t have KATSURA, nobody gonna like you.” You know Patrick Stewart? He is a Shakespeare actor. He was in Start Trek. He is very good. He is very bald. But he is very sexy, one of the sexiest guy in America, because his attitude. It’s not as looks. Looks are so important, also as attitude. Being bald doesn’t necessarily mean that you are ugly. Attitude, that makes you ugly usually, I think.
Q: マイケル・ムーアー監督の映画を見ると、カナダは天国のような国という印象を持ってしまいがちですが
天国ではありません。カナダも他の国と同様にたくさんの問題を抱えています。カナダ人は直接的に物事を伝えてしまうところがあると思います。そのことがしばしば問題になります。一方、日本の文化で難しいのは、あいまいさを尊ぶところですね。大切なのは、何を言うのか、それをどう伝えるのか、ということなのですが。
It’s not heaven. Canada got just many problems as the other countries. I think Canadians are some direct in real, no sugar coating, too straight. Sometimes that’s bad. Japanese culture, sometimes difficult is “あいまい”. So this case, it’s hard to, “読みにくい”. But Canada is just straight, but I understand, sometimes too direct. The question is, is it important how you say it or what you say.
私にはカナダ人の友人がたくさんいますが、時々すぐに怒り出してしまうことがあります。一方、日本人は、感情を表に出しませんね。それはとても良いことだとおもいます。でも、時には思っていることを言わなければならないこともあります。おそらく、この中間、60%の日本人と40%のカナダ人ぐらいがいいのでしょう。でも、日本人もいつも我慢をしていないで、たまには意見を言わないと健康に良くないと思います。
I have a lot of Canadian friends there, sometimes get very angry very quickly. Japanese use no reaction. So that’s very good. Also sometimes you have to fight. So maybe the middle is better. 60 % Japanese, 40% Canadian. But if you are always 我慢、you feel like you gonna die. I think. Sometimes you have to say something.
☆ ロブ先生出演のRadioETC