英文を音読すると脳が活性化する~ミッチェル先生(喜多見) ETCマンツーマン英会話
Q: お生まれはどちらですか?
カナダ、アルバータ州のエドモントンで生まれました。父はイギリス海軍に所属していましたが、カナダに転属となったのです。ですから、私の英語は米国式の発音ですが、父の教育のおかげで英国式の発音もお教えすることができます。父はとても優秀だったため、その後もカナダ、そしてアメリカの様々な都市を回り活躍していました。
Q:先生のお気に入りの都市はどちらですか?
独身時代に住んでいたカナダのバンクーバーです。アメリカの都市ではマリナーズのイチローがプレーしているシアトルがお気に入りです。バンクーバーもシアトルも、よく雨が降るため緑が溢れています。南カリフォルニアに行ってがっかりしたのは、いつも晴れて乾燥していること。私は雨が好きなのです。
Q: お父様からは様々な規律について学ばれたのですね。
父の教えは今の私の人生に本当に役立っていると思います。よく規律は想像力の妨げになると言う人がいますが、私はそうは思いません。多くの天才的な芸術家、画家、作家、そして音楽家などは、とても荒れた生活を送っていて、服装も勝手気まま、ひどい格好をしていることもあるでしょう。ところが、創作活動となると、非常に厳しく自らを律し、短期間ではありますが集中し、規律正しく振る舞い、真摯に芸術と向き合っています。つまり、想像力と規律は共存できる、相反するものではないのです。規律の中から、より効果的に想像力を導き出すことができるのだと思います。
Q:先生の教育に関わる経歴を教えていただけますか。
初めて教育に携わったのは、カナダのYMCAの指導員になった時です。夏休みの間のアルバイトですが、子どもから10代前半の子どもたちに指導をしました。社会人になってからは、General Signals社で国際部門の輸出管理の仕事に携わりながら、社員教育に関わっていました。
また、学生時代に様々な運動部でキャプテンを務め、部員を指導教育したことも良い経験になっています。
Q: どんなスポーツをされていたのですか?
本当にたくさんのスポーツを経験しました。まず、最初にやったのは野球でした。ただ、北海道と同じような一年の半分が雪に覆われるカナダに住んでいましたので、思うように野球をプレーすることができませんでした。他には、アメリカンフットボール、ラグビー、レスリング、バスケットボール、サッカー等など。
現在は日曜日に都内のアメリカンスクールの子供野球クラブで、ボランティアのコーチもしています。野球をしながら英会話も上達したいという、様々な国籍の子どもたちが集まってきます。
Q: 映画『Field of Dreams』(フィールド・オブ・ドリームス)を見たときに、アメリカ人にとって野球とはいかに特別なスポーツであるかということがわかりました。
短いアメリカの歴史の中でも、様々な伝統が失われてきました。あらゆるものが変化してしまう中で、野球だけが昔と変わらぬ形を保っている数少ないアメリカの文化なのではないでしょうか。
Q: 映画を見ていても、字幕なしではなかなか楽しむことができません。ヒヤリングの力をつける勉強方はありますか?
オーディオブックはいかがでしょうか。ネイティブスピーカが小説などを朗読したものがCD等の形で書店でたくさん売られています。皆さんが好きな本、興味がある本を選んでください。そして、CDを聞いた後に、自分でも大きな声を出して読んでみてください。これは、ヒヤリングだけでなく、スピーキング、そして英文を読む際の視野の能力アップとなります。
なぜなら、黙読をしている時は、人間の脳のある一部の能力しか使っていないのです。ところが、大きな声を出して読む時には、「見る」、「読む」、「(読んでいる自分の声を)聞く」に関わる脳の三つの異なった部分を使用することになります。つまり、脳が活性化するのです。さらに、語彙も増え、発音もより良くなります。
[了]
☆先生のレッスンを音声で聞くことができます。
▽ミッチェル先生のRadioETC(ポッドキャスティング)
▽先生の生徒さんが英検準1級に合格しました!おめでとうございます!!