マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~“部下に厳しい”を英訳してください。

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 「彼は非常に部下に厳しかった」は英語ではどのように言いますか?ひとまず下記のように英訳しました。添削してください。

  [添削用例文] 
  He was very strict with his staffs

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 まず、「厳しい」の前に「部下」ですが、これも英語に訳すのが難しい日本語です。英語には「部下」のように上限関係を表す言葉がないのです。例えば「彼は私の先輩です」と言う日本語を直訳すると”He is my senior.”という表現になるのかもしれませんが、私たちは殆どこのようなことを言いません。単に年令の高い低いということで、相手に対する接し方を変えるという習慣や価値観があまりないからかもしれません。

 「部下」で最初に思い浮かんだ単語は“subordinate”ですが、日本語の意味とはすこし外れていると思いました。最も近いと思われるのが、“personnel”。もしくは、単に“workers”と言っても良いかもしれません。 “staffs”でも良いでしょう。

 次に「厳しい」。上の例では”strict”を使われていますね。私自身は「親が子どもに対して厳しい」、または「先生が生徒に厳しい」と言う場合には”strict“を使いますが、「上司が部下に厳しい」という場合には余り使わないと思います。

   I am strict to my daughter / to my son.
  (私は娘/息子に厳しい)

   The teacher is strict to her students.
  (その先生は生徒に厳しい)

 ”strict“は選択肢としては三番目。一番目の候補は私の場合は“severe”になると思います。日本語では「シビア」と言いますね。

   He was very severe with his personnel / with his workers / with his staffs.

 二番目の選択肢は“harsh”。質問の文では上司は男性ですが、私は少々感情的な女性の上司をイメージしてしまいました。“harsh”と言うのは、例えば人と話をするときも親しみにくく、時々人を怒鳴りつけたり、少々意地悪な意味合いも含んでいます。

   He was very harsh towards his workers.

 そして、三番目が“strict”ですが、先にも述べた通りこれは生徒や子どもに対して使うのが主で、会社勤めをしている大人には“severe”や “harsh”のほうが良いと思います。

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 先生の説明を聞くと、“severe”な上司は良いですが、 “harsh”な上司とはあまり仕事をしたくないという印象を持ちました。

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 状況によっても異なりますが、“severe”の場合は、何らかの理由があって部下に厳しくしている。たとえば、部下の成長のため、部下の昇進のためなど。一方、“harsh”の場合は、感情が強く、マイナスの感情表現で、決して冷静なタイプの人物ではなく、常に人に対して怒鳴り散らしているイメージがあります。

【解説】ETCマンツーマン英会話 ナオミ先生(荻窪)

(*)関連リンク
ナオミ先生の解説を音声(RadioETC)で聞くことができます。
「彼は非常に部下に厳しかった」は英語で?

 
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