Larry King に学ぶ質問力強化法(1) – Ask them about themselves.
“You have got to be a good listener before you can be a good talker.”
「話し上手になるためには、その前に聞き上手になる必要がある」
ETCマンツーマン英会話のブレンダン先生のアドバイスです。
そして、先生が紹介してくださった推薦図書は、『How to Talk to Anyone, Anytime, Anywhere: The Secrets of Good Communication』。
著者は元CNNのキャスターのLarry King。例えば、初対面の人等と話をする際、その場の雰囲気を和ませるために、こんなテクニックを紹介しています。
Simple – get them comfortable ground. Ask them about themselves.
(簡単です。話し相手が居心地の良い状態を作り出すこと。その為には、その時に相手が思っていること、感じていることなどについて、尋ねればよいのです。)
「この質問で、相手は何かしら話し始めることになります。また、あなたのことは、魅力的な話し相手だと思ってくれます。人は自分自身のことを話題にされることが、大好きなのです」(同書より)
英国の作家兼元首相Benjamin Disraeli(ベンジャミン・ディズレーリ)のこんな言葉も引用しています。
Talk to people about themselves and they will listen for hours.
(人と話をする時には、その人自身のことを話題にせよ。
そうすれば、相手は何時間でもこちらの話しを聞いてくれる。)
映画俳優Johnny Deppのインタビューでも、Larry Kingはこのテクニックを使っているようです。Larry Kingは、どの様な質問で場を和ませて、インタビューが不得意なJohnny Deppが話しやすい雰囲気を作り出しているでしょうか。
KING: You don’t do many things like this. Do you not like to be interviewed or —
DEPP: No. I’m just not very good at it, you know. Never have been very good at it.
KING: Why not?
DEPP: I don’t know. There’s a — you know, there’s a strange thing, you know. I’m OK when I’m a character. If I’m playing a character, I can do, you know, virtually anything in front of a camera. But if I’m just me, I feel, you know, exposed and sort of, you know, it feels awkward.
KING: We won’t expose you.
DEPP: OK. Good.