なぜアメリカ英語はイギリス人を怒らせるのか~shopping cart

 イギリス英語とアメリカ英語。その違いを知っておくことは、コミュニケーションにおいても大切なことです。

 Matthew Engelさんの”Why do some Americanisms irritate people?”。のコラムに、読者からたくさんの意見が送られてきました。それを纏めたのがAmericanisms: 50 of your most noted examples“(イギリス人を怒らせるアメリカ英語の文例ベスト50)。

 ETCマンツーマン英会話のコリン先生にもこのコラムを読んでいただいて、50の表現の中からいくつか、先生のご意見を伺いました。今回はこの投稿。

  

14. I caught myself saying “shopping cart” instead of shopping trolley today and was thoroughly disgusted with myself. I’ve never lived nor been to the US either. Graham Nicholson, Glasgow

     (Americanisms: 50 of your most noted examples – BBC NEWS より)

「”shopping cart“はアメリカ英語ですが、私自身”shopping trolley“とは言いませんし、他の方が言っているのを聞いたこともありません。投稿された方はグラスゴーにお住まいの方なので、たぶんスコットランドではこのように言うのかもしれません。

 ”cart”は、古い言葉ですが、”horse cart”(荷馬車)のように使われます。何かを運搬するという意味があります。一方、”trolley “は、人を運搬する乗り物と言う意味合いで、路面電車(tram)のことを指します。

 イギリス英語でも、タイヤつきのものは

  shopping cart

 手に持つかごは

  shopping basket

で、良いのではないでしょうか。”shopping trolley“は一度も聞いたことがありません。おそらくスコットランドで使われている言葉だと思います。」 コリン先生(目黒)

 
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