なぜアメリカ英語はイギリス人を怒らせるのか~BBC News

なぜアメリカ英語はイギリス人を怒らせるのか ETCマンツーマン英会話 イギリス英語とアメリカ英語の違いはご存知ですか?

 2011年7月13日のBBC News、“Why do some Americanisms irritate people?”という記事が目にとまりました。執筆者はファイナンシャルタイムズのコラムニストなどをされている著名なジャーナリスト、Matthew Engel氏。イギリス人が安易にアメリカ英語を使い始めていることに警鐘を鳴らしています。

 私たちがイギリス英語とアメリカ英語の違いを意識する機会は、それほど多くはないのかも知れません。

 この記事は、その語彙の違いを知るだけでも役に立ちました。例えば、こんな語句が紹介されていました。

 

イギリス英語 ⇔ アメリカ英語

  mobile ⇔ cellphone (携帯電話)

  cash point / cash machine ⇔ ATM (現金自動預け払い機)

  petrol ⇔ gas (ガソリン)

  boot ⇔ trunk (トランク)

  bonnet ⇔ hood (ボンネット)

  spanner ⇔ wrench (スパナ)

  lift ⇔ elevator (エレベーター)

  newcomer ⇔ rookies (プロスポーツの新人選手)

  flat ⇔ apartment (アパート)

  film ⇔ movie (映画)

  lorries ⇔ trucks (トラック)

 最後の二つのイギリス英語は既に使われなくなり、イギリスでも代わりにアメリカ英語の方を使っているそうです。

 パソコンはアメリカ英語しか理解せず、「licence」(イギリス英語)は「license」(アメリカ英語)、「colour」(イギリス英語)も「color」(アメリカ英語)と入力をしないと認識しないとのこと。また、イギリスではe-mail(アメリカ英語)のことを、通常e-post(イギリス英語)と呼んでいるそうです。

 「ただ単に安逸で、自己認識が欠如し、自分たちの文化に対して自信を喪失しまっている等の理由から、イギリス特有の言葉遣いをぞんざいに扱い、失っていることが、私は嫌なのです。イギリスはアメリカとは全く異なる国です。アメリカよりも優れているわけでもないし、劣っているわけでもない。違うのです。この違いこそ末永く大切にすべきです。そうすることが、豊富なニュアンスに溢れ、微細でしなやかなイギリス英語、原作版の英語を完全な状態で保持することになるのです。」(記事本文より/抄訳)

 言葉には背景があります。例えば、アメリカのNASAの宇宙船、エンデバー号。そのスペルはEndeavour、とイギリス英語のスペルを使用しています。(アメリカ英語ではEndeavor) これは、イギリスの海洋探検家、キャプテン・クックの南太平洋探検の第1回航海の船名 Endeavour(エンデバー号)に由来しているからだそうです。これが、「Endeavour」という言葉の背景です。

endevour.jpg では、この背景が忘れ去られるとどうなるのでしょうか。NASAは、エンデバー号打ち上げの際の横断幕のスペルを誤り、 エンデバー号のEndeavour のuを抜いて、アメリカ英語のEndeavorと綴ってしまったことがあるそうです。

 イギリス英語を認識できないパソコンでデザインしてしまったのでしょうか。

 クック船長も怒っているかもしれませんね。

 
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