異文化比較を通して アイリス先生(麻布十番) ETCマンツーマン英会話
Q: お生まれはどちらですか?
Q: Where were you born?
台湾で生れました。高校卒業後、勉強のためハワイに行き、その後学位を取得するために香港へ。その後、日本に来て、現在は慶応大学で学んでいます。
I was born in Taiwan. And after I finished high school, I went to Hawaii to study. And after that, I went to Hong Kong to gain my master degree. And after that, I moved to Japan and study one year at Keio University. So just a little bit here, a little bit there, in different countries.
Q: 生れ故郷についてお話しを聞かせていただけますか。
Q: Please tell us a little more about your hometown.
故郷ですか。そうですね。人生の半分を海外で暮しているので、私にとって故郷という概念を特定するのがとても難しいのです。 Hometown? Well, first of all it’s too difficult for me to define a hometown, because more than a half of my life I lived abroad. The time I lived in overseas is more than the time I lived in Taiwan. So it’s too hard for me to describe my hometown. I am sorry about that.
Q: 自分には故郷がないという感覚ですか?
Q: Do you feel like you don’t have any hometown?
私は旅人という感覚ですね。どの国も4年から6年住むと、次の国へという生活を送ってきたものですから。
Yeah, I feel like I’m a traveler. It’s like every country I live like 4-6 years and move to another country. And now it happens in 2-3 years later we might leave to other countries as well. It’s really difficult for me to describe my hometown.
Q: 多くの生徒が英会話を学んでいるにも係わらず、実際にネイティブスピーカーの英語が分からず、ショックを受けることが良くあります。日常生活に密着した実用的な英語を学ぶ方法はありますか?
Q: Although the students study English at the school, many of them are shocked, when they can’t understand the native speakers. Do you have any recommendations with regards to practical English for daily situations?
私の生徒がその様な問題に直面した場合には、まず、彼らにこう言って励まします。「あなたには問題はないんですよ」。なぜなら、ネイティブスピーカーでさえ、オーストラリア、ブリティッシュ、そしてアメリカのアクセントで話をしているわけですから。それはあなたの問題ではなく、これらのネイティブスピーカーのアクセントに聞き慣れていないだけなのだと。これは、テレビを見たり映画を観ることで改善してゆくことが可能です。ですから、いつも私は生徒に、こう言って勇気付けます。「自信を失うことはありません。あなたの英語は問題ありません。問題はネイティブスピーカーのアクセントにあるのです」と。
OK. When my students have a hard time to understand native speakers, first of them I always comfort them first. It’s not your problem. Because even native speakers, they speak different accent like Austrian accent, like British English accent, American accent. So it’s not your problem. It’s just you haven’t get to used the native speaker’s accent. The only thing you need to do is just to watch more TV, watch more movies to get to used to the accent. Then you should be fine. So I always encourage them like don’t be discouraged, it’s not your problem, your English is good. Just be comforting yourself. The problem is the native speaker’s accent.
Q: 生徒さんのリクエストに応じて、レッスンをカスタマイズされたことはありますか。
Q: Have you ever customized lessons to suite students’ needs. If yes, please tell us an example of such lesson?
その様な例は沢山あります。
Actually I have too many examples, because I customized almost every students lessons.
最初のレッスンでは、私はいつもこのようなインタビューを生徒に行います。まず自己紹介をしていただいて、今までの英語の学習の経験にすいて、そして不得意な部分、そして英語を学ぶ目的について。
Usually at the first lesson, I always have this style. And I always interview my students at the first lesson, I ask them to introduce themselves and I want them tell me their learning experiences in English before and their learning difficulties like listening, grammar, or whatever. And then the purpose of learning. Why they want to learn English.
生徒さんの一人は、文化、歴史、そして人類学について興味があるとのことでした。そこで、時々彼女にとって勉強になる映画や本を紹介しています。2週間前にも、日系ハワイ人の映画を勧めました。また、レッスンでは、その映画の中で使われているハワイ語についても学んでみました。たとえば、ハナという単語。日本では花ことですが、ハワイではお仕事の意味になります。ですから、「私はたくさんのハナを持っている」というと、ハワイでは「仕事が忙しい」という意味になりますね。
One of my students is interested in culture events. And she said she is interested in history and Jinruigaku. sometimes I introduce some movies or book for her to read or to study. And 2 weeks ago, I recommended her a movie about Hawaii Japanese. So I explained the story in movie first, and because they use some Hawaii-go in the movie. So I also translate the Hawaii-go into English for her, like Hana. Hana in Japanese is flowers. But actually in Hawaii it means work. So if you go to Hawaii, people say we have Hana Hana to do, it means that we have a lot work to do.
Q: 通常のレッスン以外に、お勧めの勉強方法はありますか?
Q: How can students improve their English next to formal lesson?
多くの生徒さんが、日本は英語の環境が無いので、英語が話せるようにならないと不平を言います。それに対する私のアドバイスは、自分自身で英語の環境を作ろうというものです。
I think many of my students they complain that they can not speak English well because they don’t have the English environment. But my advice is that you have to create your own English environment.
まず外出したら、英語の標識、英語の看板、英語の説明を見るように心がけてください。また、例えば薬を買うと、英語の説明がある場合があります。既に日本語の意味は分かるのですから、そちらはなるべく見ないようにして、英語だけを読むようにしてみてください。
You go out, try to look at those English sign, English Kanban, English instruction. Sometimes when you buy the medicine, they have the instruction in both Japanese and English. So because you know Japanese already. So you have to create own English environment. You try not to look at Japanese instruction only read English one and image that kind of situation.
また、電車、特に山手線ですが、常に英語の社内アナオンスがあります。また、電車の中にも外にも、沢山の英語表記があるのです。ですから、できるだけ日本語を見ずに、英語表記だけを読もうとすることで、あなた自身の英語環境を作り出すことができるのです。
And then when you take Densha specially in Yamanote line, they always have the English instructions, like the next station is nani-nani. In the train and train station, there are many English directions, like priority seat. So actually you know those words already. Those words are already in your environment. You just look at Japanese only instead of English. So I tell my students create your own English environment, try not to look at those Japanese instructions or direction, only look at English one.
日本はこの点において、他のアジア諸国よりもずっと恵まれていると思います。なぜなら本当に沢山の外国人の旅行者がいるおかげで、あらゆるところに英語表記があるではありませんか。日本には英語環境がないなんていうのは間違いです。そこら中に溢れています。ただそれを読まずに、日本語表記を読んでしまっているだけなのです。
I think Japan is actually better than in other Asian countries, because there are so many foreign tourists in Japan. So like everywhere they have the English instruction and writing. So I think why Japanese still say they can not speak English. They have English everywhere. It’s just the read Japanese. That’s it.
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■ アイリス先生のレッスンを受講されているかをりさんからのフィードバック
日常ではまったく2年くらい英語を話さない状況の中で、香港に行くたびにどんどん英語が下手になっていく → 話せなくなっていく負のスパイラルが続いたとき、友人に「英語を話せなくなったのかい? 君は発話障害かい?」と聞かれ、ものすごいショックでした。
そこから「いつでも英語を話せるようにしよう」との「転機」が訪れたと思います。彼らもそこから日本語学校へ通うようになってくれました。このように私に「やる気」を起こさせようとしてくれた友人達にも感謝の気持ちでいっぱいです。
とにかく1日でも早く「伝わる英語」を取り戻したくて、必死で英語学校を探しました。入会するにあたり、1度に100万円以上のお金を一度に入金しなくてはいけない英語学校や、時間の融通が利かない学校など、なかなか自分に見合ったスタイルの学校がみつかりませんでしたが、ネットでマンツーマンレッスンのETC英会話を知り、最初は半信半疑で入会してみましたが、予想以上にホスピタリティも高く、相性の合う先生が見つかるまで何度もやりとりし、顔を見て話さなくても十分満足できるスクールだとわかり感謝しています。
私のアイリス先生は台湾人ですがきれいな英語を話し、数カ国に在住した経験を持ち、聡明で(ハワイ大学特待生・香港中文大学院特待生・慶応大学大学院卒業)、ご主人が香港人ということで、私の香港生活を非常に豊かにしてくれる、すばらしい先生です。
私が特に気に入っていることは、たまに理解できない表現を先生が使うときでも<決して日本語で私に話さない>という徹底した姿勢です。段階を追って、方法を変えて私に表現するという教え方をしてくれます。私は日常会話のスキルアップを望んでいるので、会話の内容の多くは、香港と私達の身の回りにおきた出来事を話すことが多いです。
「そのときどう思った、どう感じたか?」
と絶えず聞いてくれます。そこで、一通り聞いた後で、間違ったところを指摘されます。そして毎回「まちがったところ」を紙に書いて私にくれますが、これが繰り返しの勉強法に必須なものであり私の宝物です。
私が台湾旅行したときには、アイリス先生は現地の親友を紹介してくれ、彼女達が案内をかってでてくれました。その時に、彼女達は私よりも英語を話すことができませんでした。後に彼女達からメールをもらい、「私達はアイリスの友人でありながら、あなたより英語が話せなくて悔しかった。今からあなたを追い越せるように英語を勉強します」と書いてありました。
そのときのアイリス先生への感謝の気持ちを私は一生大切にしていきたいと思います。
幼少期より英語に親しみ高校時代にはホームステイを体験。その後も色々な英語学校で様々な経験をしながら英語力をアップ。たまたまできた香港人の友人との付き合いに加え、父の香港での仕事の手伝いも増えることで、英会話学校を再び探し、マンツーマンレッスンのETC英会話に入会。
(*)「ケイコとマナブ」2012年5月号(3/25発売)に生徒さんのインタビュー記事が掲載されました!