DeAnne Smith – Stand-up Comedyでマンツーマン英会話(1)

DeAnne Smith

DeAnne Smith

 こんな経験はありませんか。

 外国人のお友達のホーム・パーティに誘われました。おしゃべりが盛り上がって皆が爆笑をしています。ところが、何がおかしいのかが全く分かりません。自分ひとりが無表情なのもなんとなく気まずくて、可笑しいふりをして笑ってみたりします。パーティが盛り上がれば、盛り上がるほどこんな状態が続いて、楽しいはずのパーティが、ちょっとストレスに。

  「みんなと同じように笑いたい」

 でも、 「笑い」は、英語学習者にとって最も難しいテーマのひとつのようです。

 そこで、海外のスタンドアップ・コメディーを使って勉強しようと思いましたが、これがなかなか手強そう。その理由は大きく分けると次の3つ。

 1)コメディは、会話中心の口語英語。慣用句にことわざ、スラングなども満載で、英語学習者にとってはかなりの上級レベル。

 2)笑いのネタになっている人やモノ、事件や出来事、流行やテレビ番組、テレビ・コマーシャル等も知らなければ、笑えない。

 3)価値観や考え方、文化や歴史、タブー視していること、許容していることなどが異なり、笑えない。

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  でも、「笑い」は人間が健康に生きて行くための特効薬。皆が楽しそうに笑っているわけを知りたい。そして、自分も一緒に笑いたい。こんな欲求を抑えることができません。そこで、ETCマンツーマン英会話のパーカー先生に指導していただいて、米加のコメディアン、DeAnne Smithさんの話を題材に、スタンドアップコメディに挑戦してみましょう。

Transcript 0m00s~0m58s

Craig Ferguson:
My next guest is a very funny comedian.
She is at the Comedy Nest Montreal, Quebec, May 16 through 18.
Please welcome DeAnne Smith.

DeAnne Smith:
Oh.
Hey, guys.Oh.
I hope you guys like me.
Um, that is not a joke.
[laughter]

Late night television、、、
This is really cool.
I am not a morning person.
Morning people say stuff like, “the early bird gets the worm”.
Oh my God. OK. Maybe.
Maybe the early bird gets the worm.
But so does the midnight tequila drinker.
[laughter]

There are other ways to get the worms if you like worms.
Also, why do we need worms?
It is weird.

日本語訳

クレイグ・ファーガソン:
次のゲストはとても可笑しいコメディアン
彼女は、5月16日から18日、コメディ・ネスト・モントリオール・ケベックに出演。
ディアン・スミスの登場です。

ディアン・スミス:
どうも、みなさん。あら。
みんな私のことが好きだといいんだけど。
えっと、、、これは、冗談じゃないのよ。
[笑い]

深夜のテレビ番組。
ほんとにいいわね。
私は朝型の人間ではありません。
朝型の人たちはこんなことを言いますよね。「早起きの鳥は虫を捕まえる(早起きは三文の徳)」
あらま、大変。いいわよ。多分そうね。
多分、早起きの鳥は虫を捕まえるわ。
でも、深夜のテキーラ飲みもそうよ。
[笑い]

もし虫が好きなら、他にに捕まえる方法はあるわ。
それに、なんで私たちに虫が必要なの?
気持ちわるーい。
[笑い]

何が可笑しいの?笑いのためのまじめな解説

ポイントはこの部分。

Maybe the early bird gets the worm.
But so does the midnight tequila drinker.

“Maybe the early bird gets the worm.”は、「早起きの鳥は虫を捕まえる」。早起きの効用を表現したことわざで、日本語の「早起きは三文の徳」と同じ意味です。

“so does”は「それと同じ事をする」。つまり、 “the midnight tequila drinker”(真夜中のテキーラ飲み)も虫を捕まえるとういうこと。でも、そうれはどういう意味なのでしょう。

そうです、テキーラのボトルの中に入っている幼虫のことです。
テキーラのボトルを飲み干すと、最後にはこの幼虫もグラスに注ぐことになります。

worm

 つまり、朝型の人たちが好んで使うことわざ、「早起きの鳥は虫を捕まえる」を、そのまま字面で捉えて、「虫を捕まえる」のなら、深夜までテキーラを飲めば、ボトルの中に入っている幼虫を捕まえることができるわ。そもそも、人間の私たちになぜ幼虫がいるの?キモイでしょ。」ということ。ここで会場は大爆笑。

 でも、テキーラのボトルを空けたことがある人なら、一度は経験したでしょう。翌朝の二日酔いによる激しい頭痛と吐き気。そして、あんなに飲むんじゃなかったとういう後悔の念。

 やっぱり、虫を捕まえるなら、「テキーラ」じゃなくて「早起き」のほうがよいのかもしれません。

 「虫ネタ」。まずは会場の「つかみはOK」、といったところでしょうか。笑いのネタは続きます。

(※)参照リンク
DeAnne Smith
Mezcal

 

 
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