アボリジニの哲学~地球から採取しすぎたその代償は、数々の戦争で流された人々の血~ブルース・チャトウィンのソングラインでマンツーマン英会話

buddah 英会話プライベートレッスンの先生、カーラさんの自宅の玄関には、タイの友達からもらったという大きなブッダの置物があります。

 「ブッダがこの家を守ってくれているような感じがしますね。」

と言ったら、とても喜んでくれました。

 レッスンは早いもので今日で4回目。スピードも、だんだんと速くなってきました。今日は『ソングライン』の8ページから13ページまで。

 ブルースがアルカディと初めてあった日、アルカディは、アボリジニについて、ドリームタイムについて、そして、ソングラインについて、早口で話し続けます。

「The Aboriginals had an earthbound philosophy. The earth gave life o a man; gave him his food, language and intelligence; and the earth took him back when he died. 

The Aboriginals, he went on, were a people who trod lightly over the earth; and the less they took form the earth, the less they had to give in return. They had never understood why the missionaries forbade their innocent sacrifices. They wished to thanks the for its gifts, they would simple slit a vein in their forearms and let their own blood spatter the ground.

‘Not a heavy price to pay,’ he said. “The wars of the twentieth century are the price for having taken too much.”

 アボリジニは、逃れることの出来ない、地球との高密な係わり合いの中で生きて行くという哲学を持っているんだ。

 地球は人間に命を与えてくれた。つまり、人間に食物を与え、言葉と智恵を授けてくれた。だから、人間が死んだ時には、今度は地球が彼を取り返そうとするんだ。

 アボリジニは地球ととても巧みな係わりあい方をしている。それは、彼らが、地球から採取する量が少なければ少ないほど、彼らが地球に返さなければならない量が少なくてすむ、というもの。

 自分たちのささやかな犠牲的行為が、なぜキリストの伝道師に咎められるのか、彼らには少しも理解できなかった。彼らは動物や人間を生贄として捧げたりするようなことはしない。その代わり、彼らが地球からの恵みに感謝したいと思う時には、自らの手首を切り、その血を地面に撒くんだ。

 こんなのたいした代償じゃない…、地球から採取しすぎてしまったその代償として、20世紀に起きた数々の戦争で人々の血がながされたことに比べたら

The Songlines』11ページより

 最後の部分の表現、ちょっと強烈ですね。

 頭の中に、大地に流された赤い血を、マグマの奥深く吸い込もうとする地球の姿が浮かびました。

(*)TokyoPros.ブログ『The Songlines/ソングライン』を旅する』2006年5月 3日より転載

 
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