映画『In the Valley of Elah』(告発のとき)で南部アメリカ英語マンツーマンレッスン
日本は戦後70年になろうとしています。70年もの間戦争を行わなかった国。なんと幸せな国なのでしょうか。その一方で、世界地図を俯瞰して見ると、今日も戦闘を続けている国が数多くあります。戦争体験は今このときも人々の日常に刻まれています。イラク戦争では、2003年に侵攻が始じまって以来今日まで11万人以上の民間人が亡くなったと言われています。広島の原爆での犠牲者14万人にも迫る勢いです。
戦争は決して過去のものではなく、今も世界のどこかで行われ、兵士だけではなく普通に暮らす普通の人々の命を奪っています。日本で暮らす私たちも、身近な問題としてそのありのままの姿を知ろうとすることが必要なのではと思います。
映画『In the Valley of Elah』は、今日のアメリカに潜む帰還兵の問題、心的外傷後ストレス障害(PTSD)に関する実話に基づくドラマです。テネシー州モンロー群に住むハンクは退役軍人。イラクに派兵していた彼の息子マイクが、帰国後行方不明になったとの連絡を受けます。心配をしたハンクは息子を探すために、米軍基地のあるニューメキシコまで車を飛ばします。妻のジョアンも一緒に行きたいと言います。
アメリカ南部英語の特徴で、why (hwai)という二重母音が、短長母音になり(hwarh)と発音されているのが分かります。
Joan Deerfield:
Why can’t I go with you?
(なぜ一緒に行けないの)
Hank Deerfield:
If he’s someplace celebrating last thing he needs is his mother walking in on him.
(あいつよからぬ所で祝杯をあげているのさ)
(*)参考リンク
・Iraq Body Count
・広島市