映画『A Hard Day’s Night』(ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! )でリヴァプール英語(Scouse)

18933_003 英会話学校で英語を習い、リスニングなどある程度自信がついたつもりでいたのですが、外国の著名人のインタビューなどを聞くと相変わらずさっぱり分からないことに気がつき、愕然としたことがあります。

 その理由の一つは、彼らの多くが英会話学校の先生が話す英語とは異なった英語を話しているから。訛っていたのです。たとえば、サッカー選手のベッカムはコックニー(ロンドン下町英語)、ローニーはスカウズ(リバプール英語)、マンチェスターユナイテッドの元監督ファーガソンはスコットランド英語、エルビス・プレスリーはテキサス英語、ブッシュ前大統領は変形のテキサス英語、等々。

 つまり、英語のヒヤリング力をつけるには、このような様々な英語が聞けるようになること、理解できる英語の幅、聴野角を広げる必要がありそうです。

 ビートルズファンであれば、リバプール英語に触れるチャンスがたくさんあります。映画、『A Hard Day’s Night』(ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! )のなかでも、ジョージ・ハリスンのリバプール訛りのきつさがネタになっています。




John: Hey, look at the talent. Let’s give them a pull.
おい、見ろよ、可愛い娘たち 声を掛けようぜ

Paul: Should I?
俺が行こうか?

George: Aye, but don’t rush. None of your five-bar gate jumps and over sort of stuff.
おい、あせるなよ。あの子達、お前にはハードル高いぜ

Paul: What’s that supposed to mean?
それどういう意味だよ

George: I don’t know, I just thought it sounded distinguished-like.
さあねえ。訛りがすぐにばれちゃうんじゃないの

John: George Harrison, the Scouse of distinction!
ジョージ・ハリスン、リバプール訛り、抜群

 
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