その五: 子供に教えること

英語を習う人は大抵英語が話せる様になると、外国人(英米人)に認められると簡単に考える様ですが、言葉を話すのがうまいだけでは中々認められません。やはり、その人の言葉の中から、聞くに値するものがあるかないかが一番問題です。たとえ言葉が下手であれ、あなたの知性がはっきり相手に判れば、人間として充分に尊敬もされます。

ある東南アジアの国の要人のスピーチを、少しテレビで見た事があります。外国へ報道される場面でしたので、英語で話していました。もちろん、ネイティブではありません。小さいころは、その国の言葉で育ったのだと思います。少なからずその国の言葉訛りの発音で、アクセントもあります。

でも、誰も彼の話を「英語がうまくない」と言ってバカにする事はありません。話の内容が政治的になれば批判、反対意見も当然出てくるでしょうが、それは英語のうまい下手とは関係ないものです。そのスピーチを聞いて内容に関して意見を言うこともできないのに、「英語が下手だ」などということしか言えなければ、どんなに自分の発音がきれいでも、反って馬鹿にされてしまうでしょう。

私共に時々ある問い合わせで、「2歳の子供ですが英語を習わせたいのですが」という方がいます。ETCでは原則として、特殊な事情がある方以外はお断りしています。(帰国児童の方で、既に話している英語を忘れさせないためとか、外国転勤で現地校に通うので、少しでも外国人に接して慣れてさせておきたいなど。)いったい、2歳の子供に英語を覚えさせなければならない必要があるでしょうか?親の見栄のため、亦は子供を出世させたいとしか考えていない大人を見ると、無性に腹が立って来ます。私は子供が好きなので、こういう馬鹿な親を持った子供の不幸をつくづく考えてしまいます。2歳の子供に教えるのは「英語」ではなく「躾け」です。いくら英語がネイティブ・スピーカーと同じ様に流暢に話せたとしても、きちんと躾けられずに育った子供は軽蔑されてしまうのです。この様な親に育てられるから、親子の断絶だとか、平気で自分の事しか考えない若者が増えて、そのまま大人になってしまうのです。

最近の殺人事件などをテレビで見ていて、その動機のあまりの身勝手さに身震いを覚えるほど腹が立ってしょうがありません。みなさんも、同じことを感じていらっしゃるのではないでしょうか。

英語だけ話せてもだめ、やっぱり人間中身です。

では今日はこの辺で。

次回は、英語を話せることと、理解されることの違いについて話してみます。

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                      ……… 

 

2012-03-05 12:01:21

 
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