ブルース・チャトウィンの『SONGLINE』(ソングライン)でマンツーマン英会話~チャトウィン(Chatwin)の語源は「曲がりくねった道」
『The songlines』の著者、ブルース・チャットウイン(Bruce Chatwin)は子供の頃、自分の苗字はアングロサクソン語で、 “曲がりくねった道”(=Chettewynde)という意味だったということを、大おばのルスおばさんからから教えられます。
ブルースはそれまで、ルスおばさんからたくさんの詩、特に”旅の詩”を読んでもらっていました。また、実際に、おばさんに連れられ、夏の間中アイルランドの隅々まで旅していたブルースは、「自分の名前」と「詩」、そして「道」には何か不思議な繋がりがあるに違いない、と思うようになります。
そう言えば、僕も子供の頃、父に自分の名前(浩文)の由来を尋ねた事があります。
「”浩”は、浩宮さまが生まれたとしだから”浩”」(父)
「”文”は…、お父さんは俳句を詠むのが好きだからなあ…。だから”文”にしたんだ」(父)
同学年に”浩”とつく名前の子がやたらと多いことをちょっと不服に思いながらも、 “文”と付けてくれたことに、将来自分が何か”文”を書くことに関わって行く事ができるのではないだろうかと感じ、少し嬉しい気持ちになったことを覚えています。
※筆者青木浩文、TokyoPros.ブログ『The Songlines/ソングライン』を旅する』2006年4月29日より転載