マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~映画『THIS IS IT』の字幕「それでも華がないと採用されない」について質問
映画『THIS IS IT』から質問です。Associate Coreographerのステイシー・ウォーカーさん(Stacy Walker)が、オーディションの厳しさを語っている場面です。
Lean, gorgeous, hot. Dancers that can rock it.
美しくて、セクシー、ダンスも一流
But if you don’t have that goo…
…that ooze coming out of you, not gonna get the job.
それでも華がないと採用されない
日本語字幕の「華」にあたる部分が、”goo”と”ooze”だと思うのですが、元々はどのような意味なのでしょうか。
“ooze”は、本当は「膿が出る」とか、「搾り出す」とか、「グジューと出るようなもの」という意味で使われます。”goo”は、「べとべとしたもの」という意味です。この場合は「自分の内面から搾り出される魅力」という意味で使っているのだと思います。
これにそって、彼女の言葉を日本語にすると、下記のようになるのではないでしょうか。
「美しくても、ダンスが上手くても、(膿でもなんでも)内面から湧き出てくるもの(魅力)がないと、この仕事にはありつけません。(そこを、マイケルは見ているのです)」
舞台の上のダンサーの内面から湧き出るもの、ダンスを通してにじみ出てくるもの、これを「華」という言葉で字幕では表しているのだと思います。
【解説 マンツーマンETC英会話 ダイアン先生】
☆ダイアン先生のお話を音声(RadioETC/ポッドキャスティング)でも聞くことができます。