映画『The Help』(ヘルプ~心がつなぐストーリー)で南部アメリカ英語マンツーマンレッスン

The Help ETCマンツーマン英会話 南部の白人英語には黒人英語とよく似た発音の特徴があることに気がつきます。『英語物語』(著 ロバート マクラム、ロバート マクニール、ウィリアム クラン)に次のような記述がありました。

 「南部の白人英語が黒人英語の影響を受けているとうことは、白人の気持ちを逆なですようなもので、なかなか厄介な問題である。しかし地図をみれば明らかなように、南部方言と呼ばれるものはかつて南部連合が存在していた地域、すなわち「奴隷制」が敷かれていた地域にしか存在しないのである。」(『英語物語』より)

 黒人をメイドとして雇っていた雇い主の子どもは、黒人メイドによって育てられるので、いつの間にか子ども達は黒人英語の特徴を身につけてしまったそうです。黒人英語は子供たちの耳に快い印象を与えたのかもしれません。

 映画『The Help』(ヘルプ~心がつなぐストーリー)は、1960年代前半、ミシシッピ州ジャクソンに住む若い白人女性と黒人のメイドの関係を描いています。幼い白人の娘メイボブリは、黒人のメイドエイビリーンに育てられています。実の母親であるエリザベスは育児ノイローゼからかエイビリーンに育児を任せっきりで、一日に一度くらいしか自分の娘を抱き上げることがありません。

 不憫に思ったエイビリーンは、メイボブリを膝の上に乗せにいつもこう言って聞かせ、ぐっと抱きよせました。

   You is kahd[kind], You is smart. You is important.
   (お嬢ちゃんは、やさしい子、そして賢い子、大事な大事な子)

 ”kind”は母音は長く伸ばされ”kahd”(カァーィ(ン))と言っているように聞こえます。二重母音 [ai] を長母音 [a:] で発音する南部アクセントの特徴です。文法(is ではなく are)も間違っています。ところが、メイボブリも、エイビリーンの腕の中で彼女の言い方をそっくり真似をして、”You is kahd, You is smart. You is important.”と言っているのです。

 こんな風にして黒人英語は南部アメリカ英語に影響を与えていったのではないでしょうか。

▽ミシシッピー州
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▽『The Help』trailer

(*)参考図書
『英語物語』(著 ロバート マクラム、ロバート マクニール、ウィリアム クラン)

 
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