パソコン、スマホ、タブレットを活用!楽しみながら英会話レッスン~ジェフリー先生(不動前/下目黒) ETCマンツーマン英会話
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――先生の生い立ちについて聞かせてください
ジェフリー先生:私の父はアメリカ人で、母はアイルランド人です。私の生まれはカナダのケベック。私が生まれる数年前に両親がボストンから引っ越してきました。
ケベック州の公用語はフランス語ですが、私の家族は皆英語を話し、生活も英語のコミュニティのなかで暮らしていました。でも、父は流暢なフランス語を話しますし、両親によれば私も子供の頃はフランス語が話せたようです。
3歳の時にノバスコシア(Nova Scotia)州の小さな村に引越しました。一番近い隣人の家まで、3キロありました。玄関前の階段には毎日のように鹿がやってきました。家に初めてテレビが置かれたのは私が7歳の時。毎晩7時半には就寝するという生活でした。
その後も、父の仕事の関係で引越しをすることが多く、私は高校を7回転校しました。
――仲のいい友達とも別れなければならず、子供の頃はつらかったのではないでしょうか?
ジェフリー先生:いろいろな場所を転々としたことで、世界中の人々と友人になることができたので、かえってよかったと思っています。また、最近はSNS等のおかげで、昔の友達と再度つながることができ、感謝しています。
ところで、ノバスコシアはラテン語で「新たなるスコットランド人の国(New Scotland)」の意味です。同州の北部地域では、約9割がスコットランド系とのこと。マクドナルド、マッキントッシュ、マッキンタイヤ、ブラウンなどの名前は皆スコットランド系です。この地域ではゲール語が使われています。私には全くわかりません。日本の方にとっては津軽弁のようなものなかもしれません。
――先生は津軽弁がお分かりになるのですか?
ジェフリー先生:はい。たとえば、「のれそれに勉強ましょう」。この「のれそれ」とは「一生懸命」「全力で」などという意味です。
――「のれそれ」、知りませんでした。先生は英語講師として来日されて以来20年近い経験をお持ちです。CELTA (Certificate in Teaching English to Speakers of Other Languages)の資格も取得されていらっしゃいますね。
ジェフリー先生:私は日本語を理解できますが、レッスンでは出来るだけ使わないように心がけています。また、私のレッスンは、どのレッスンも全て生徒さんに合わせてカスタマイズしています。生徒さんの学習の目的に合わせてレッスンをデザインするのは勿論ですが、フリーカンバセーションにおいても、会社員の方と、主婦の方では、話しが弾むテーマが全く異なります。会社員の方であれば仕事の話題で問題がありますが、主婦の方であれば、そうはいきません。ご近所の話題、趣味の話し、仕事の話をするとしても、ご主人のお仕事が中心になるのだと思います。
――インターネットやタブレット、スマホなども駆使したレッスンをされていると聞きました?
ジェフリー先生:高校の授業などでは、全生徒が一台ずつタブレットを持っているのが普通になってきました。その良し悪しもあるのですが、これらの機材を効果的に使うことで、生徒さんの集中力を高め、かつ楽しい授業をすることが可能です。
――いくつか、デモレッスンしていただけますか?
ジェフリー先生:では、まずKahoot!というクイズアプリを使ってみましょう。生徒さん二人で対戦するとより盛り上がります。
――先生のパソコンの画像が、大きなディスプレイに映し出されるようになっていて、見やすいですね。
ジェフリー先生:はい。生徒さんの手元のスマホで、Kahoot!にアクセスして、この画面に表示されているpinコードを入力、自身のニックネームを設定したらゲームに参加できます。画面にAかB、二者択一の質問が表示されますので、手元のスマホで正しいと思うほうをタッチしてください。時間内に解答できないと、負けになります。
はじまりました。写真が表示されます。この人は A. artist(芸術家) か B. electrician(電気工)、どちらでしょう?
――絵を見て自分で判断をしなければならないんですね。
ジェフリー先生:はい。手元のスマホで、AかBを選んでください。時間内に答えないと負けになります。さあ、次の問題です。この写真はstylist(スタイリスト) か、construction worker (建設労働者) のどちらでしょう?
――おもしろいですね。英語を読んで、瞬時に判断する力もつきそうです。
ジェフリー先生:次は、ミスター・ビーンの動画を使ったレッスンです。まず、「Dentist 」のエピソードを見てみましょう。
――ミスター・ビーンですか? 彼はほとんど英語を喋りませんよね。
ジェフリー先生:はい。つまり、英語の聞き取りがうまくできないかたでも、エピソード自体を充分に楽しめるということです。
さて、たくさん笑った後には、こんな質問です。
“What time did he get up?”(彼は何時に起きましたか?)
“What did he do after opening the curtain?” (カーテンを開けた後に何をしましたか?)
“Who did he need to see at 9 o’clock?” (9時に誰と会う必要がありましたか?)
“Where did he get dressed?” (どこで服を着ましたか?)
“What did he put on first?” (最初に何を着ましたか?)
“Where did he brush his teeth?”(どこで歯を磨きましたか?)
――これはよいアイディアですね。そもそも、ミスタービーンの行動自体おかしいので、彼が何をしたのかちゃんと記憶に残っています。そして、そのほとんどが質問になっているので、答えるのも簡単ですね。さらに、答えながらまたそのシーンを思い出して笑ってしまいます。
とても楽しいレッスンをありがとうございます!