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ホームランは英語で
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“Big fly, Otani-san!”

このフレーズをテレビニュース等ですでに何度か耳にしたのではないでしょうか。

大リーグ・ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が4月3日に、米メジャーリーグで初の本塁打を放った際の実況アナウンスです。

Shohei Ohtani hit a homer in his first at-bat at Angel Stadium and got the silent treatment in the dugout 

“Big Fly”は、ホームラン(Home Run)のこと。他にも、ホームランには”longball”、”Four-Bagger”というような言い方もあります。

また、”Go-Agead Home Run”は「勝ち越しホームラン」。”Grand Slam HomeRun”は「満塁ホームラン」。

“Inside-the-Park Home Run”は「ランニング・ホームラン」のこと。

ちなみに、「ランニング・ホームラン」は和製英語とのことでご注意ください。

そして、”Walk-Off Home Run”は「さよならホームラン」の意味です。

さらに、野球ではホームランは試合が盛り上がる劇的な瞬間の一つ。

ここぞとばかりに、テレビのコメンテーターやアナウンサーが、個性に富んだ特有の言葉を発しているのも、興味深いです。

“Gone!”、”It’s gone!”で「入った!」。

“Goodbye!”、”Goodbye baseball”などと言っているのもよく耳にします。

また、ホームランやファインプレーをした際には、”How about that!”と叫んだりします。

「すごいじゃないか!」という意味だそうです。(どうだ!? あれ見た!? すごくない!?)というようなニュアンスでしょうか。

ところで、大リーグで初ホームランを打ってダグアウトに戻ってきた大谷選手を待ち受けていたのは、チームメイトの手厚い祝福かと思えば、それと は正反対の完璧なる「無視」。

これは”Silent Treatment”といって、大リーグで初ホームランを打った新人選手に仕掛けるいたずらのようなもの。

「新人君、ホームランたった一本なんて大リーグではたいしたことないんだよ」と言わんばかりの「完全無視」の後に、ベンチの裏に隠れていた同僚選手が 一気に駆け寄り、大谷選手をもみくちゃにしていました。

大リーグでは恒例のいたずらのようで、これまでの”Silent Treatment”をまとめた動画もありました。

MLB | Silent Treatment

教育者で元野球選手の中馬庚がベースボールを野球(やきゅう)と翻訳したのは1890年(明治23年)。

それより、4年前に歌人の正岡子規が、自身の幼名 である「升(のぼる)」にちなんで、「野球(のぼーる)」という雅号を用いたのは有名です。

「バッター」「ランナー」「フォアボール」「ストレート」「フライボール」を、「打者」「走者」「四球」「直球」「飛球」など翻訳したのも正岡 子規とのこと。

現在、ホームランは「本塁打」と訳されますが、日本文学研究者であるドナルド・キーン氏はこんな素敵な俳句を詠んでいました。

「白たまの消ゆる方に芳夢蘭(ホームラン)」

大谷選手はその後、打者として3試合連続ホームランを打ち、投手として12奪三振無失点の好投で4月8日には2勝目をあげました。

大リーグの試合 はテレビのほかに、有料ですがネット上でも視聴ができます。

野球好きの方は、大リーグの熱い実況アナウンスで、英語に振れてみてはいかがでしょうか。

また、アメリカンスクールで野球チームの監督を務めるミッチェル先生(狛江)が、野球に関するお笑いを紹介してくれました。

お笑いコンビAbbott and Costello(アボットとコステロ)の『Who’s on First?』というネタで、アメリカではとても有名とのこと。こちらもどうぞお楽しみください。

※ボケとツッコミでアメリカ英語~『Who’s on First?』

※英文を音読すると脳が活性化する ~ミッチェル先生(狛江) ETCマンツーマン英会話

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