その七: 気になる言葉よく外国人に対して 

 「What is your name?」

と言っているのを聞きますが、之は相手の名前を聞くのには適切な言葉とは思えません。之はポリスが挙動不審な人間を捉まえて使う様な言葉で、聞かれた人間は良い気持ちがしません。

名前を尋ねるのに無難な言葉は、

 「May I have your name?」

でしょうが、それでも道で会っていきなりこの言葉で名前を聞くのも失礼でしょう。ある程度の会話があって、しかるのちに自分の名前を告げてから相手の名前を聞くのが順序だと思います。

それから「Yes」と「No」で外国人がしばしば迷う言葉があります。英語では

 「Do you like this?」

と聞かれた場合、好きなら

 「Yes, I like it.」

嫌いなら

 「No, I don’t like ii.」です。

これは大抵の場合OKなのですが、

 「Don’t you like it?」

と聞かれた場合に、「はい、嫌いです」と答えようとしてつい日本語式に

 「Yes, I don’t like it.」

と言ってしまい勝ちです。これだと相手は好きなのか嫌いなのか判らず、

 「??」

となってしまいます。

「嫌いですか」と聞かれて嫌いなら

 「No, I don’t like it.」

になります。私自身も初歩のころは否定形で聞かれた場合、先ず最初に頭を横に振ってから

 「No, I don’t like it」

と言っていた記憶があります。但し之も例外があって、単語自体が逆の意味を持っている時はそうなりません。

 「Don’t you mind if I smoke?」
  (煙草はお気に触りませんか=煙草を吸ってもよろしいですか)

と聞かれた場合、吸ってもかまわない時は

 「No, I don’t mind.」

になります。「Yes」から先に答えが来たときは「吸わないでください」ということになります。逆に、

 「May I smoke?」

ときかれてかまわないなら

 「Yes, you may.」か、「Yes, certainly.」
  または、「I don’t mind.」

でしょうし、嫌なら

 「No, you may not.」か、「Thank for no smoking.」

でもいいと思います。

簡単なことなのですが、日本語が頭に永く入っていた為、考えてから返事をするのに多少時間がかかりました。

これは英語の意味を日本語に訳し、その答えの日本語をまた英語に訳して答えようとするために起きる食い違いです。英語は相手の聞いてきた文章にかかわらず、答えがいつも否定文か肯定文かではっきり分かれて同じです。日本語に直さず、英語で状況を思い起こし「I don’t like.」だから「No.」なんだとそのまま英語で思い考えれば、そのうち素直に間違いなく答えられるようになります。相手の聞き方により答えの変わる日本語との、大きな文化の違いといえるでしょう。

次回は、アメリカ人のプライバシーに関する話題です。

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2012-03-05 12:04:08

 
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