マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~ヒアリング力をつける方法を教えてください

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ヒアリング能力をつける良い勉強方法を教えてください。

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 「英文を聞いたら、それをそのまま声にだして真似してみる」という方法を薦めています。

 例えば、テレビのニュースで”Today’s weather is partially sunny.”と言っていたとします。全て聞き取れずなかったとしても、 “Today’s weather is ララララ sunny.” でいいですから、真似をして声を出して言ってみてください。すると、不思議なのですが、何かの瞬間に”partially”という単語が、ぱっと弾けるみたいに分かる時が来るのです。

 これは、シャドーイング(Shadowing)とも呼ばれていて、「耳から聞こえてくる音声に遅れないようにできるだけ即座に声に出して繰り返しながらそっとついていく」という学習法で、同時通訳のトレーニングとしても利用されているそうです。

 実際に声に出すことで、学習効果が上がるというのは脳科学の立場からも立証されているそうです。たとえば、黙読と音読では脳の働きにおいて次のような違いあるそうです。私達の言葉には、文字としての言葉と、音としての言葉があります。黙読は、文字を目で見て、脳で情報処理をしておしまいです。一方、音読は文字を目で見て、脳で情報処理を行い、音の言葉に変換して口から出力し、さらに自分の声が耳から入力されます。

 すなわち、音読は、音の言葉と文字の言葉の双方を用いる、きわめて高度な活動です。脳への入力も、文字と音が両方ありますし、音の出力もあります。黙読よりも、脳をたくさん使うのは当たり前のことなのだそうです。音読により、脳のより多くの部分が活性化されるので、学習効果も高まるということなのでしょう。

 シャドーイングを実際にやってみると、意外に難しいことがわかります。聞き取れない部分も、できるだけ上手く真似するために、「何と言っているのだろう?」と脳が何とか解明しようとしているのを感じるでしょう。脳が活性化し始めたのかもしれませんね。

「参考 マンツーマンETC英会話 モナ先生(新小岩)インタビューより」

☆モナ先生のお話を音声(RadioETC/ポッドキャスティング)でも聞くことができます。

初めてのイギリス出張でイギリス英語が分からない~モナ先生

(*)参考書籍
脳と音読』(川島隆太+安達忠夫著)

シャドーイングと音読の科学』(門田修平著)

 
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