映画『Drive Angry 3D』(ドライブ・アングリー3D)で南部アメリカ英語マンツーマンレッスン
南部アメリカ英語の特徴の一つに、“-ire”で終わる単語の発音が、“-ar”もしくは“-ahr”のように変化してしまうことがあります。例えば次のような単語です。
– ire ⇒ -ar
[例]
tire(s) tar(s)
hire har
fire far
“hire”(雇う)が、”har”に聞こえます。例えば次のように。
You hope they will har (hire) you.
(彼らが雇うことをあなたは望んでいる)
また、「火」を意味する”fire”が、「遠く」を意味する”far”に似ていることから、こんな笑い話もあります。
“Look, that house is on far (fire)!”
“How far is it over there?”
(見て、あの家が家事だ(fire))
(すぐそこにあるのに、どれだけ遠い(far)って言うんだ?)
映画『Drive Angry 3D』では、警官二人を殺した犯人をコロラド警察が追い詰めます。保安官が「タイヤを狙え」 “aim for their tires”、と言っているのが、”aim for their tar“(タァー)と聞こえます。
英会話学校である程度英語が理解できるようになったつもりで海外に行ったのですが、今まで聞きなじんでいた英語と全く異なり、自信をなくしてしまうことがります。もしかしたら、現地の人々のこんな訛りが影響しているかもしれません。「英語が分からないのは、相手が訛っているから」。そう思うことができれば、また自信を取り戻せるかもしれません。
Gentlemen, these two have killed two of our own.
I know you want to make them pay.
Therefore, when I tell you to aim for their tars (tires),
what I mean is aim for their heads. Are we clear?
Yes, sir!
Very well then.
Please, aim for their tars (tires).
(奴らは警官2名を殺した報いを受けさせろ。
俺が”タイヤを狙え”と言えば、”頭を狙え”という意味だ。いいな?よろしい。
では、タイヤを狙え。)