その四(前編): その時、3歳のキンバリーは。。。
今日は、アメリカ人のジョーク、亦はユーモアについて話してみます。
ご存知のように、アメリカ人は自分の子供と接する場合も、理解力がついてくると大人と同じように接します。そのため極く小さいうちから、ジョークやユーモアに対する感覚が身についてゆきます。
30年以上前の事になりますが、グラント・ハイツ(※)に住むレアリーさんの家族とどこかに一緒に出かけた時の事です。用事が済んで、レアリー氏の家に家族皆で帰ってきました。ドアーを開けると家の中が散らかっていたので、彼は奥さんのマーシャに部屋を片付けるように言いました。
マーシャは直ぐにそばにいた長男のダグラスに 「You do it!」と命じました。ダグラスはそばにいた3歳の妹、キンバリーに 「You do it!」と順送りに言いました。キンバリーは一番年下なので直ぐに片付けるのかと見ていますと、そばにいたペットの子犬に 「You do it!」と同じように順送りに言いました。
キンバリーはいつも年下でつまらないことを言いつけられるので、不満に思っていたようです。咄嗟に自分より下位の子犬に「You do it!」と命令したので、アメリカ人のユーモアのセンスは、こうやって育ってゆくのかと思いました。
お互いの会話の中にユーモアやジョークが含まれていると、会話が楽しいものになりますが、次回は、私がこれは1本取られたなと思ったことについて書いてみます。
では又。
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※グラント・ハイツ現在の練馬区光が丘一帯にあった米軍家族住宅。
1948年から1973年まで。このそばに当時のFEN(Far EastNetwork)
米軍放送局もありました。
参考HPリンク 「グラント・ハイツ(光が丘)の歴史」
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2012-03-05 11:59:04