その三: 「骨まで愛して」を英語で言うと。。。
今回は、Expression(表現)について気がついた事を書いてみます。
皆さんもよく御存知だと思いますが、外国の人は贈り物を差し出す時、日本の習慣ではつまらない物ですがといって渡しますが、それはその侭英語に直して言いますと、外国の人は何故つまらない物をくれるのだろうと考えてしまいます。その国々によって色々な習慣がありますから、それぞれの国ではその場合どの様な表現をするのか一度考えてから自分独自の表現をするのも面白いと思います。
極く普通には 「This is my present. I hope you like it」
これは私からのプレゼントですが貴方が気に入ってくれると嬉しいのですが。
これを少しもじって 「It took me three days to choicethis. I hope you like it.」
これを選ぶのに3日かかりましたよ。気に入ってくれるといいんだが。
表現は文法的に正しいかどうかというより、貴方の知性やユーモアーのセンスをそれによって見られるので、貴方を売り込むのには良いチャンスです。
辞書で言葉を例に引くことも勿論必要ですが、外国の歌の歌詞等を注意していると、成る程と思う事があります。もう何年も前に流行った歌に、「骨まで愛して」という城卓矢の歌があります。
一体これを外国の人に判らせるのにはどんな英語が良いのか、しばらく考えていた事があります。するとラジオから 「I gotyou under my skin.」と言う言葉が耳に入って来ました。これこそ「骨まで愛して」にぴったりの訳だと思いました。それからは英語の歌詞や歌に注意を払う様になりました。
私の弟がまだアメリカで日本の商社に勤めていた時に、日本の会社の社長がアメリカの得意先を訪問に来ました。彼は弟に、「私は大めし喰らいだ」と言って笑わして欲しい、と頼んだことがあるそうです。弟は大変困ったそうです。アメリカは物質の豊富な国ですから、食べたければいくらでも好きなだけ食べればよいので、これはユーモアにもジョークにもならないと説明したそうですが、その社長は大変不満そうでした。
では、今回はこんなところで。
株式会社イーティーシー
代表取締役会長 福本光一郎
TEL (03) 3924-3853
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2012-03-05 11:57:40