映画『The Green Mile (グリーンマイル)』で南部アメリカ英語マンツーマンレッスン

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 コールド・マウンテン刑務所(ルイジアナ州)、死刑囚監房の看守ポール・エッジコムはこう言います。

  What happens on the Mile stays on the Mile.
  Always has.
  グリーンマイル(この監房)の出来事は外に出ない。
  絶対に。

 この「絶対に外に出ない出来事」が、映画『The Green Mile (グリーンマイル)』のストーリーです。
 
 命を蘇生させるという不思議な力をもつジョン・コーフィーが、無実の罪を着せられていること知ってしまったポールは、耐え切れず自分の思いを打ち明けます。ジョンが脱走したいのであれば、その手助けさえする意思があることを伝えます。
 
 ”ought to ~”は義務を表す助動詞、should と同様の意味ですが、南部アメリカでよく使われる表現だそうで、”oughta ~”などの省略されて使用されることも多いようです。

Paul Edgecomb:
On the day of my judgment when I stand before God and He asks me why did l did I kill one of His true miracles. What am I going to say? That it was my job? It’s my job.
最後の審判の日、神の前に立った時、神はおれにお尋ねになる。”なぜ”お前は殺したのだ?奇跡を行う”私の使いを”。私はどう答える?”職務だったから”と?”職務だった”と?

John Coffey:
You tell God the Father it was a kindness you done. I know you’re hurting and worrying. I can feel it on you.
こう答えなさい ”私は親切な行いをしたのだ”と あんたは苦しんでいる おれは感じる

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But you ought to quit on it now. I want it to be over and done with. I do.
だが もういい おれはこれ以上生きていたくないんだ

I’m tired, boss.Tired of being on the road, lonely as a sparrow in the rain.
おれは疲れた 雨の中のスズメのように一人旅に疲れた

I’m tired of never having me a buddy to be with to tell me where we’s going to, coming from, or why.
旅をともにする友達もなく どこから どこへ なぜさまようのかもわからない

Mostly, I’m tired of people being ugly to each other.
酷いことをし合う人間たちにもつかれた

I’m tired of all the pain I feel and hear in the world .every day.
毎日 世の中の苦しみを感じ聞くことにも疲れた

There’s too much of it.
もう耐えられない

It’s like pieces of glass in my head all the time.
いつも頭の中にガラスの破片がささっているようだ

Can you understand?
分かってくれる?

Paul Edgecomb: 
Yes, John, I think I can.
分かるような気がする

 (*)日本語訳『グリーンマイル』DVDより

▽The Green Mile Trailer




▽ルイジアナ州
Map_of_USA_LA.jpg 「グリーンマイルの出来事は外に出ない。絶対に。」の台詞の通り、「日本のグリーンマイル」での出来事も外に出ることはありません。

 しかし、この映画のように漏れ伝わってくる話しがないわけではありません。裁判員制度という日本の新しい制度の下、私たちも「日本のグリーンマイル」のストーリーに思いを巡らす必要があるのかもしれません。

 
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