グラスゴー方言はいかがですか?~『Parliamo Glasgow』で笑いながらマンツーマン英会話(2)
前回の「スコットランド英語に挑戦」に引き続き、今回も『Parliamo Glasgow』をお楽しみください。
番組タイトルの”Parliamo”はイタリア語で、”let’s speak!”という意味です。『Parliamo Glasgow』は、もともとBBCで放送されていた番組『Parliamo Italiano』 (‘Let’s speak Italian’)からとったそうです。
英語で”Let’s Speak Glasgow!”ではなく、イタリア語で”Parliamo Glasgow”と言ってしまうところなどは、グラスゴー方言が彼らにとっても外国語のような存在、標準英語とは非常に異なる言葉だと感じているということが伝わってきます。もっと言うと、グラスゴー方言は単なる「訛り」ではない。一個の独立した言語なのだ、というようなグラスゴーの人々の誇りさえも見え隠れしています。
さて、このグラスゴー方言、最初は全く分かりらず、あきらめようとしたのですがETCマンツーマン英会話のモナ先生のアドバイスを思い出しました。「何度も聞いて、真似をして実際に口に出して言ってみると、突然何かが弾けるように分かるようになる瞬間が来る」。
さらに、Stanley Baxterさんの「ここが笑いどころですよ」と言わんばかりの表情に見つめられ、それに応えるかのような会場の大爆笑を聞いていると、どうしても何を言っているのか知りたくなります。ちゃんと意味を理解して「一緒に笑いたい」という気持ちが湧いてくるのです。コメディーで英語を学ぶことのメリットは、こんなところにありそうですね。
WHIRRA-HELZA MARRA?
= What the hell is the matter? (一体どうしたんだ?)
WHENERA-HELZA PARTY STARTIN’?
= When the hell the party is starting? (一体パーティはいつ始まるんだ)
WHYRA-HELZA BURDS NO HERE?
= Why the hell the bird is not here? (どうしてここには女の子がいないんだ?)
WHERRA-HELZA BOOZE?
= What the hell booze? (大酒飲みがどうした?)
Izatamarraonyerbarra Clara?
= Is that a marrow on your barrow, Clara? (クララ、荷車の上にあるのはカボチャですか?)
これなどは、訛り独特の音韻を楽しんで笑っているようですね。