マンツーマン英会話ワンポイント・レッスン~Bayonet constitution
1887年7月ハワイでクーデータが起こり、王制に不満を抱く白人達がハワイ国王カラカウアにガンを突きつけ、彼らが作成した憲法にサインするように求めたそうです。その憲法のことをBayonet constitution と呼んでいますが、どのような意味なのでしょうか。
まず、bayonetですが、これは兵士用ライフの先端についているナイフのことです。槍として、敵を突き刺すために使うことができます。Bayonet constitutionとは、国王が暴力的な脅迫の元に強要された憲法という意味です。
一般的に、そのように制定された憲法のことをBayonet constitutionと呼ぶのでしょうか。
いいえ。このときのハワイの憲法についてのみ使われています。他の国の例では、それぞれ異なった言い方があるのだと思います。
また、「暴力で相手を脅し、言うとおりにさせる」という表現では、たとえば日本にペリーが来航して開国を迫ったような外交の方法を、Gunboat diplomacy(砲艦外交)と言います。
【解説】[ETCマンツーマン英会話 ビル先生 (新高円寺)]