ダグさんの冬のパーティ – Doug’s Winter Party
Hi I’m Doug, across the street here. I live in that house over there. And this is an invite to a party on Feb.15th. I didn’t want to leave it in the mailbox.
「やあ、僕はダグだ。この通りの向こう側、あそこの家に住んでいるんだ。それで、これは2月15日にやるパーティーの招待状。ポストには入れたくなかったので」
右手で杖をつきながら、ゆっくりと玄関の階段を上り、左手でドアベルを押した男性。ペンシルベニア州バックスに住むドグ・ターナー(Doug Turner)さん、87歳です。コートの左ポケットにはたくさんの招待状が入っています。
ダグさんはその中から一枚を大切そうに抜き出すと、玄関越しに応対してくれたミシェル・ヘルナンデス(Michelle Hernandez)さんに渡しました。
手書きの招待状には、かわいい雪の華のイラストとともに、次のような文言がありました。
A CELEBRATION of WINTER
FEBRUARY 15
4PM UNTIL THE COPS ARRIVE
FOOD AND DRINKS ON OFFER:
BRING ONLY A SMILE
RSVP
Doug
冬を祝うパーティ
2月15日
午後4時開始、警官が来たら終了
食べ物、飲み物は用意しています
笑顔のみご持参ください
ご参加をお待ちしています
ダグより
元々このパーティーは、ダグさんが奥様と祝った冬至の恒例行事でした。奥様は3年前に他界されていました。
突然ではありましたが、心温まる出来事に感激したミシェルさんは、ドアベル・カメラに録画されたダグさんの来訪ビデオをTikTokに投稿。すると、SNS上で多くの共感を呼び、1か月で約2000万回以上も再生されました。
※ダグさんの来訪ビデオ
@meeesher Replying to @Hannah Collier here he is😭 it gets cut off but he’s so sweet! #neighbors #cryingintheclub #neighborhoodparty #bestneighborhood #invitation #oldneighbor ♬ original sound – Meeesher
※ミシェルさんの解説ビデオ
@meeesher Our cute little neighbor inviting us to a party at his house🥹Reposted with any information blurred out for safety reasons! #neighbors #cryingintheclub #neighborhoodparty #bestneighborhood #friendlyneighbor #oldneighbor #oldpeople #invitation #neighborhood #lovemyneighbors ♬ original sound – Meeesher
その行動に感動した世界中の方から、ダグさんに数えきれないほどのファンレターが届きました。また、ダグさんと同じ日にパーティを開催したいとする人たちが、アメリカ国内に留まらず、国境を超えて多数現れました。
カナダのカルガリーで企画されたパーティは、その名も「DOUG’S WINTER PARTY 4PM TIL’ THE COPS COME」(ダグの冬のパーティ、4時から警官が来るまで)。主催者のジョアン・ピーターズ(Joanne Peters)さんは、パーティ開催の目的を次のように語っています。
It is about bringing people together and just sitting back and having a really good time. And not worrying about the inflation and the crazy Trumps of the world right, we have to band together as a group and just let everything else slide.
それは人々をひとつにすること。そして、ただ座って本当に楽しい時間を過ごすことです。インフレや世界のクレイジー・トランプのことは気にせずにね。グループとして結束して、他のことはすべて水に流すんです。
[語註]
bring people together 訳語 人をまとめる
band together 一団となる、結束する、団結する
let ~ slide ~を成り行きに任せる、~に構わない
※’From 4pm until the cops come’: Doug’s Winter Party comes to Calgary neighbourhood
(CityNews、2025年2月14日)
同じくカナダのチリワックでナイトクラブを経営するダーシー・デュモン(Darcy Dumont)さんも、今回のドグさんの行動に触発されたひとり。ダグさんと同じ2月15日に、Doug’s Unofficial Official Chilliwack Winter Partyを開催し、参加者には地元のホスピスへの寄付金も募るとのこと。
@luxe_nightclub 🎉 Doug’s Unofficial Official Chilliwack Winter Party 🎉 Get ready to heat things up this winter at the ultimate party of the season! ❄️🔥 Join us Saturday February 15th for an unforgettable night of remixes, techno, and EDM with DJ Malakai the Squid spinning the freshest beats to keep you dancing all night long. 🎶💃 💥 What to Expect: • $4 Happy Hour from 9 PM – 12 AM 🍻 • FREE COVER until 12 AM (yes, you read that right!) 💸 So, grab your crew, come early, and let’s make this the wildest winter bash yet! 🌟🔥 Don’t miss out—let’s get this party started! 🎉 📍 Location: 9282 Main Street 🕙 Happy Hour: 10 PM – 12 AM 🕛 Free Cover: Until 12 AM See you on the dancefloor! 🔊✨ #ChilliwackWinterParty #DJMalakaiTheSquid #Techno #EDM #PartyTime #WinterVibes #FreeCover #HappyHour #dougswinterparty #dougswinterparty2025 #2025 #chilliwack #chilliwackbc ♬ Swear By It – Chris Alan Lee
「ご近所様をパーティに招待するという、単純とも言えるダグさんの行動は『自宅にこもって、ソファーに座って過ごすには、人生は短すぎる。コミュニティに出向いて愛を広めよう。隣人は敵ではない。あなたの隣人なのだ』ということを気づかせてくれた」とダーシーさんは訴えます。
※Doug’s Winter Party makes its way to Vancouver
(CBC/Radio-Canada、2025年2月15日)
パーティ当日にダグさん宅を訪れたのは、招待したほとんど全員、24名でした。パーティの翌々日テレビ番組に出演したダグさんは、自身の行動がSNSで大きな反響となったことをどう感じているかと問われ、次のように応えました。
I think it’s kind of embarrassing to me. Because my dad was not a bragger and he hated it, so he would be unhappy with this. If other people are setting up parties for their neighborhood friends, that will be a good thing. Because the country is kind of divided. This might fix that, I hope.
私はすこし恥ずかしく思っています。私の父は自慢話をする人ではなかったし、大嫌いでしたから、この状況には不満でしょう。でも、他の人たちが近所の友達のためにパーティーを開催するのは良いことだと思う。この国は分裂しているから。これがそれを解決してくれるかもしれない。
[語註]
bragger 自慢屋
※Doug’s Winter Party host shares reaction to viral invitation
(TODAY、2025年2月17日)
ETC英会話の先生が企画してくれるパーティに参加することも、とてもエキサイティングな経験です。レッスンでは学べない刺激的な出来事、運命的な出会いなど、貴重な思い出になるかもしれません。
たとえば、チャールズ先生が誘ってくださったバーンズナイト。下記にそのレポートがありますので、ご興味のあるかたはご一読ください。
※バーンズ・サパー(Burns Supper)参加レポート
(*)参照リンク:
Hand-written, and delivered, party invite from Doug, 85, to his neighbors goes viral