:「どれかの宗教が他の宗教を排除するのは無理です」
「個人の場合は、真理は1つ、宗教は1つという考えは非常に有益です。
しかし、コミュニティとなると、それは非現実的です。真理も宗教も複数あるという考え方を身につけるべきです」
チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世に雑誌英ビッグイシューのインタビューに対して語った言葉です。
英語では何というのでしょうか。
“in an individual’s case the concept of one truth, one religion is very useful. In terms of community it is unrealistic.
You should have the concept of several truths, several religions.”
アメリカのカリフォルニア州で男女2人が銃を乱射して14人が殺害された事件を受けて、12月7日2016年のアメリカ大統領選挙への立候補を表明しているドナルド・トランプ氏が、「イスラム教徒の全面入国禁止」を訴えました。
この発言に対してホワイトハウスの報道官や対立候補のヒラリークリントンなどが厳しく非難し、またイギリスではトランプ氏のイギリスへの入国禁止を求めて署名活動などが起こっています。
英会話レッスンのフリー・カンバセーションでも話題として取り上げられることがあるのではないでしょうか。
昨今の中東を巡る紛争について、冒頭でご紹介したダライ・ラマ14世は、次のように続けます。
「今日のイスラム教人口は約10億人、キリスト教の場合は10億人以上だと思います。
ヒンズー教は約6億人、仏教はおそらく8~9億人でしょう。
どれかの宗教が他の宗教を排除するのは無理です」
“Today I think the Muslim population is around one billion, and Christian population over one billion.
Then Hindus about 600 million,
Buddhist maybe 800 or 900 million.
Either one cannot eliminate the other one.”
ダライ・ラマ14世のインタビュー全文(英文)は、こちらに掲載されています。
そして、日本語版をお読みになりたい方はぜひ、ビックイシュー日本語版をお買い求め下さい。
販売場所は下記でチェックすることがきます。新宿、渋谷、有楽町、恵比寿など、主要な駅の前で販売されているのをご覧になった方も多いと思います。
1冊350円、ホームレスの方々の自立支援に貢献することができます。
個人的には、このクオリティの雑誌が350円で購入できるのはとてもお得だと思っています。
http://www.bigissue.jp/sell/index.html
今年は暖冬なのでしょうか?
それでも、毎日少しずつ寒さが厳しくなってきているのを感じます。
住む家がある方も、ない方も、仕事がある方も、ない方も、無事に年を越すことができますように。
☆本メルマガの送付先メールアドレスの変更をご希望の方、また配信停止をご希望の方は、メールにその旨を明記の上、unsubscribe-news@etc-eikaiwa.com宛てお送りください。