映画『The Queen』(クイーン)でスコットランド英語

queen スコットランドの上流階級では、子どもたちをイングランドの有名パブリックスクールで教育を受けさせることが多いとのこと。このような学校で学んだ子どもたちは、発音において徹底的に矯正されるそうです。

 一方、スコットランドにも有名なパブリックスクールがあります。第73代英国首相のトニー・ブレア(任期:1997年5月2日 – 2007年6月27日)は、スコットランドのエディンバラ生まれ。「スコットランドのイートン校」として知られるエディンバラのフェテス・カレッジ(Fettes College)を卒業していますが、イングランドのパブリックスクールのような厳しい発音矯正が行われなかったため、多少スコットランド訛りが残ってしまったとのこと。

 映画『The Queen』(クイーン)では、ウェールズ出身のマイケル・シーン(Michael Sheen)がブレアを演じています。ブレアが首相に就任したのは1997年5月2日。そしてその4ヶ月後の8月31日に、ダイアナ元妃がパリで交通事故で亡くなります。着任早々の大事件に正面から向かい合うブレアの姿と、元后の葬儀という前例の無い出来事に対する王室の葛藤が描かれています。

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 動画は、ブレア氏がエリザベス女王に首相として任命された際のシーン。前室で従者が、女王の名を呼ぶときma’am(マーム)を、ham /hˈæmのように発音すること、farm /fάːmと混同しないこと、と発音の注意をしています。




When we reach the audience room, I will knock. We shall go straight inside.
わたしがドアをノックして、答えを待たずに入ります

Standing by the door, we bow, from the neck. I will introduce you. The Queen will extend her hand.
入ったら直立して頭を下げ、女王が手を差し出される

You go to her, bow again, then shake her hand.
女王に近づき、もう一度頭を下げ手をにぎる

A couple of other things –
it’s ma’am as in ham, not ma’am as in farm.
もう一つ ”陛下”のマァムの発音は、”ハム”と同じ母音で、”ファーム”の母音と混同しないこと。

 
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