生徒さんは10~60代。幅広い話題で英会話 ロクサーヌ先生(西麻布) ETCマンツーマン英会話
(*)2012年6月オーストラリアへ引越
Q: お生まれはどちらですか?
オーストラリアのニューサウスウェールズ州のべガです。Bega Cheese で有名です。19歳まで住んでいました。結婚後は夫の仕事の関係で、イギリス、アメリカ、そして日本と転勤を続けています。日本には合計で10年間住んでいることになります。
Q: お仕事は何をされていたのですか?
ヘアドレッシングやメークアップなどを学ぶ美容専門学校で教えていました。そこで教えた経験が、現在の英会話レッスンに生かされていると思います。
Q: マンツーマンのレッスンでは生徒さん毎に内容をカスタマイズされているのですか?
もちろんです。現在教えている生徒さんは10歳から60代まで。英語を学ぶ目的も興味ある話題も様々。政治、気候、食事、音楽、などなど幅広い。例えば、今度オーストラリアに行く15歳の彼のレッスンでは、彼のお気に入りの音楽の話題になった時に、私も話しができるように、”FUNKY MONKEY BABYS”の楽曲や活動内容について事前にチェックしたりしているんです。
また、生徒さんがレッスンのために選んでいらっしゃる英文記事もとても興味深いですね。私自身がレッスンを通して日本のことについて学ぶ機会にもなって、実はとても感謝しているのです。それにしてもETCさんの生徒さんは素敵な方ばかりですね。どうしてですか?
Q: 先生がそのような生徒さんを引き寄せているのかもしれませんね。どんな趣味をお持ちですか?
趣味はアートです。私自身は墨絵を描いています。入り口にあった絵をご覧になりましたか?いくつかは私自身が描いたものです。日本に来るまで、墨絵についてはほとんど知識がありませんでした。全て日本に来てから学び、描いたものです。
Q: 日本人の芸術家で好きな方はいらっしゃいますか?
篠田桃紅さんの作品が好きです。でも、日本人で彼女の作品をご存知ない方が多いですね。
Q: 英会話の勉強において日本人に共通する問題は何でしょうか?
“confidence” 皆さん、自信をもって英語を話すことができずに、苦労されていますね。
Q: その自信はどのように修得するこができるのでしょうか?
とても難しい課題だと思いますが、やはり”practice”しかないと思います。
こんな例があります。私の娘は、私たちと共に日本に住んでいて、私よりも流暢な日本語を話していました。ところが、2年間のアメリカ生活を終えて、日本に戻ってきた時、彼女は日本語をすっかりわすれていたのです。あんなに上手に話していたのに。私の日本語もまだまですが、でも今では娘より話すことができます。やはり、毎日少しでも外国語に接し、その能力を保つことが、語学の上達にはなによりも大切なことだと思います。
Q: オーストラリア英語とアメリカやイギリスの英語は違うのですか
もちろんです。オーストラリア独特の口語表現がありますし、発音、イントネーション、単語などいろいろな違いがあります。オーストラリア英語の表現でよく知られているのは、
G’Day ! (Good day!)= こんにちは、See ya (see you) = またね、No sweat! (Don’t worry) = 心配いらない、などの言い方がありますね。
オーストラリア英語用の辞書(『Macquarie Dictionary』)もあります。例えば、”He is a larrikin.”と言ったりしますが、”larrikin”は、この辞書によれば、”mischievous young person”(行動の好ましくない若者)と記載されています。
Q: 古い映画ですが『クロコダイルダンディー』の主人公が話す英語は?
彼のような英語を話す人を”ocker”と言います。典型的なオーストラリア訛りの英語を話す人のことです。肉体労働者系の方に、彼の様な英語を話す方が多くいらっしゃいます。
英語は、社会や国によっても本当に様々な違いありますね。私の夫は、イギリスのヨークシャー出身なのですが、時々私にとって何の意味を持たない単語を使ったします。例えば、手がべたべたしてくることを英語では、”sticky”と言いますが、彼は”clarty”と言ったりするんです。ヨークシャー独特の方言なんでしょうね。
私自身は、できるだけニュートラルな英語をレッスンでは話すように努めています。
Q: はい、とても分かりやすいです。
ありがとうございます。
でも、私がオーストラリアにいるときに話している英語を聞いたら、きっと今とはかなり違っていると思いますよ。
▽ロクサーヌ先生の「ETCマンツーマン英会話、初回レッスンレポート(初級者編)」