耳の不自由な方との英会話レッスン

ニッキー先生(勝どき) にはかつて聾唖の生徒さんにレッスンを行って頂いたことがあります。

先生はそれまで、学習障害、記憶障害などハンディキャップを持つお子さんにレッスンを行った豊富な経験をお持ちです。

でも、聾唖の生徒さんは初めてだったそうです。

「何よりも驚いたのは、その生徒さんが私の唇を完璧に読んで、英語で会話することができたことです。

もちろん、耳が聞こえませんので、発音は不明瞭なところがありましたが、理解できるレベルでしたので、何の問題もなくレッスンを行うことができました。」(ニッキー先生)

障害を持つ生徒さんへのレッスンは、苦手とされる先生が多いのですが、ニッキー先生は、積極的に取り組んでいらっしゃいます。

「先生というものは、多かれ少なかれ生徒さんのその後に人生に何らかの変化をもたらします。

子どもたちにとって、そのような先生の存在は大切です。

しかし、ハンディキャップを持つ子どもたちはそれ以上に先生の助けを必要としています。

残念ながら、教師の多くはそのような生徒さんと積極的に係わりを持とうとはしません。係れば、係るほど、教師自身が精神的な負担を感じてしまうからのようです。

しかし、私は彼らから必要とされていると感じましたし、私の能力を最大限発揮できると思いました。」(ニッキー先生)

先生のお話をお聞きしながら、映画『The Miracle Worker』(奇跡の人)を思い出していました。

1歳で光と音を失ったヘレン・ケラーに、言葉を教えようとする家庭教師アニー・サリバンの葛藤の日々を描いた作品です。

アニーは決してあきらめることなく、ヘレンに言葉が持つ力を教えようとします。

「I wanted to teach you, everything the earth is full of, Helen.
Everything on it that’s ours for a wink, and it’s gone.
And what we are on it.
(ヘレン、あなたに教えたい。この地球上の全てのものは一瞬で消え去ってしまう)

The light we bring to it and leave behind in words.
(でも私たちは言葉という光を残せる)

You can see 5000 years back in the light of words.
(5000年も前の昔の出来事も、言葉の光で見る事ができるわ)

Everything we feel, think, know, and share in words.
(感じたこと、考えたこと、学んだこと、その全てを言葉で分かち合うことができるの)

So not a soul is in darkness, or done with even in the grave.
(だから、誰一人として闇の中に埋もれてなんかいない。)

映画『The Miracle Worker』より」

英語、そして言葉を学ぶ意味を、あらためて考えさせられました。

関連リンク
▽ニッキー先生(勝どき)インタビュー
 6ヶ月間のレッスンで生徒さんが手にした贈り物は

☆本メルマガの送付先メールアドレスの変更をご希望の方、また配信停止をご希望の方は、メールにその旨を明記の上、unsubscribe-news@etc-eikaiwa.com宛てお送りください。

 
先生の自宅でゆったりマンツーマン英会話プライベートレッスン
オンラインレッスンも!
サービス内容・授業料時間・場所・その他条件にあった先生のお問い合わせはお気軽にどうぞ